フォースゼロ
数十年が経った
「聖はまだかねえ」
セカイ「確かに遅いが完璧となるとこうも時間がかかるものなのだな」
「口調かわりました?」
セカイ「多少な、そういえばお前と聖の関係性は?」
「兄弟?姉妹?かな」
セカイ「ほう…」
聖「…………で…出来たよ…」
セカイ「来たようだな」
「さて次はどんな名前にしようかな」
聖「前提として…ホムンクルスがいるよ、僕がそうしたわけじゃないけど…」
「お前がそうしてたらびっくりするわ」
セカイ「そうだな」
聖「…………い、行く準備は出来てる?」
「その前に聖お前大丈夫か?」
聖「…………なんとか…セカイ…世界を作るのって大変なんだね…」
セカイ「当たり前だ、さて行くぞ」
そこは木製の教室
椅子に座っていた
バシンッ
頭を叩かれた
先生「寝るな」
「寝てないです」
先生「なら姿勢を正せテツ」
テツと呼ばれた者はもとから姿勢を正していた
テツ「………」
セカイ「あんまりじゃないか」
ゼロ「だね、そうだなーじゃあ名前はゼロ」
先生「何言っている、ゼロおまえも授業に集中しないか」
ゼロも授業を受けていた
セカイは見えてないらしい
ゼロ「……先生テツ?は元から姿勢を正してました」
先生「人間がホムンクルスを庇うとは笑えるな」
ゼロ「へえ、お前ホムンクルスなんだ」
テツ「…………はい」
ゼロ「仲良くしようぜ〜、人外好きだからさ」
先生「チッ…」
テツ「はい?」
放課後
ゼロ「お前ー…親は?」
テツ「いません」
ゼロ「なら俺が親兼友達な!」
テツ「え…それは奴隷になれという…」
ゼロ「バカ、普通の意味だよ、な?セカイ」
セカイ「ああ、」
テツ「影から人が?!」
そうセカイは影に潜んでいたのだ
ゼロ「へえ、オマエ特有の…」
セカイ「違う…なんかの仕様だ」
ゼロ「でテツここはなんの学校?」
テツ「孤児院です、週に一回先生が来ます、寮に戻りましょう」
ゼロ「おう、案内頼むぜ」
寮
「こんにちは、異界者のお方」
ゼロ「俺のことか」
「そう君と…もう一人」
セカイ「俺か」
「おや、影から」
テツ「ネリクロ博士すごいんです!この人!」
ネリクロ「どうやらそのようだね」
ゼロ「ネリクロか…はじめましての気がしないな」
ネリクロ「私もだよ、ゼロ」
※別次元で会っています
ゼロ「さて寮に行くか、テツじゃあな」
テツ「また…」
名前が書いてある所につく
とまた聖がいた
※聖はこの間と同じ原理出一部のものには見える
ゼロ「聖ー!」
と抱きつく
聖「うわ…よしよし…」
とゼロの頭を撫でる
ゼロ「大丈夫?」
聖「うんあれ?セカイは?」
セカイ「ここだ、これお前の仕様じゃないのか…?」
聖「違うよー!セカイも孤児院の一人にしたのに…また完璧じゃな…」
ゼロ「大丈夫!完璧じゃなくてもいいの!」
聖「………ありがとう…」
聖から離れる
ゼロ「さて…確かにホムンクルスの扱いはひどかった」
聖「テツね、あの子とネリクロは別次元で君に会ってる」
ゼロ「通りで…」
セカイ「別の俺で…」
聖「その言い方は誤解を招くね」
セカイ「フン…」
聖「ちょっと生意気になった?」
ゼロ「ちょいね…」
聖「そう…ね…ここには勇者、魔法使い、弓使い、槍使い、傭兵、などの色々な職業があるよ、何にする?」
ゼロ「一般人Aだな(即答」
聖「え…ここにはま、魔王だって…魔物だって…盗賊団だって……ええ……?!」
セカイ「賛成だ平和に暮らしたい」
ゼロ「うん…その通り」
聖「ええ…せっかく用意したのに〜はあ…仕方ない」
ゼロ「ご、ごめん…ね、寝よ」
セカイ「ああ…」
聖「セカイ、君は端ね」
セカイ「………」
一方ネリクロは
ネリクロ「異界者か…」
テツ「博士?」
ネリクロ「否、なんでもないよ、テツ」
テツ「?、そうですか」
ネリクロ「君はー…何を目指すんだい?」
テツ「勇者を…」
ネリクロ「ならいい子がいるよ」
朝
バン
孤児院は猟奇盗賊団に襲われた
職員は死んでしまう
ゼロ「おは………血?」
セカイ「気をつけろ」
ゼロ「うん」
廊下に出て探索をする
テツ「くっ!?博士?!」
ネリクロ「逃げなさい」
テツ「でも…」
ビシャァァ
ネリクロは切られる
ゼロ「てめー!」
盗賊の一人に斬りかかる
「ぐ…」
バタ
倒れる
ゼロ「ネリクロ大丈夫か?!」
テツ「博士…」
ネリクロ「…………」
ゼロ「チッ…んぐ」
ネリクロの腕を噛む
ネリクロ「う…」
テツ「良かった…博士…」
聖「すごい…血噛の能力に神の力を上乗せした…血神……」
セカイ「フン…」
ザシュッスー
盗賊団を斬っていくセカイ
ゼロ「ほら逃げよ」
とテツとネリクロを逃した
そして自分たちも逃げる
ついた先は王都
ネリクロ「ここに勇者がいるテツ会いに行きなさい」
テツ「はい!」
テツはある店に行く
聖「いきなり大変な目に合わせちゃったね…」
ゼロ「いや…別に…」
セカイ「……俺は何人も殺してきたからなあいつらは職員も殺していた、盗賊ならさっさと物を盗って逃げればいい、と言う事は猟奇的殺人集団とでも言うのか?」
聖「あったま回るー!」
ゼロ「さすがセカイ」
バゴーン
テツが入っていたお店が爆発した
ゼロ「え…?」
ネリクロ「あれー?失敗した?」
セカイ「何にだ…」
聖「ふふっーん!」
テツが降ってきた
のでキャッチした
テツ「う…生きて…る?」
ゼロ「ふー…傷見せろ」
テツ「………はい…」
ゼロ「通力の第三【治療】」
【治療】
でテツの傷を治す
「おっ、なんだ少しはやるようだなー!」
ネリクロ「アマツカーミル…やりすぎだよ」
「悪いなー、ネリ」
ゼロ「天津?(聞いたことあるような」
アマメ「アマメ・アマツカーミル、完全なる天津一族の生き残りだ、ところでお前…通力使ってたよな?通力は天津一族又は人が最期にありつく力だぞ、お前何者だ」
ゼロ「あー俺何回か死んでるから(セカイと融合したこともあるのかもな…)」
聖「アマメー!来てたの!?」
アマメ「まあな、神の私、勇者としてだが…」
ネリクロ「だけど〜これはやりすぎ」
アマメ「私もホムンクルス作ってみたかったんだよ…失敗した」
ネリクロ「そういうのは僕に任せてくれる??てかテツは?」
アマメ「あ?貰っていいのか?こいつ」
ネリクロ「それはテツしだいだけど…私は元から君に託すつもりだったよ」
テツ「ひぃです!この人!」
ゼロ「ひぃ?怖いってことか?」
テツ「は、はい…」
アマメ「あー?たく…決めろよ」
テツ「ゆ、勇者になるため…に…行きます!!」
アマメ「へ、いい覚悟だついてきな地下で特訓だ」
テツ「はい!」
二人は地下へ行く
ネリクロ「これでテツも独り立ちかー、頑張れ」
ゼロ「寂しくなるね、さてどうしようかなー」
ネリクロ「これからこの国の英雄に会って事件の報告をしようと思うんだけど君たちもどう?」
ゼロ「英雄?!いくいく!」
場所を変え城に
そこは美しい城だった
柱は均等に建てられ外は見えるようにガラス張りに…
ゼロ「ワーナンカミタコトアルー」
聖「政府の屋敷を元にしてるからね、そりゃあ」
セカイ「そういうことか…」
ネリクロ「何二人言言ってるの、ささっといくよ」
ゼロ「はーい」
セカイ「………」
会議室
「やあ、ネリクロ」
ネリクロ「やあ、マーシ」
ゼロ「マーシ?(また聞いたことあるような」
「もうその名前はやめたんだ」
ネリクロ「おや、そうなのかい?」
アイノワ「今は元の通りアイノワだよ」
ネリクロ「アイ・ノワール魔王エンペラーから最弱の力とノワールの姓をもらった英雄さ」
ゼロ「あれー…お前さん会ったことない?」
アイノワ「僕もそうおもってたところだよ、ゼロ」
ゼロ「アマメの時もそうだったけど…何これチート仲間?」
聖「正解、各種の世界の君を集めたんだ」
ゼロ「通りでチートの力を感じるわけ(通力とか通力とか」
アイノワ「面白い子だね、どこで拾ったんだい?ネリクロ、欲しいくらいだよ!」
ネリクロ「そうそう拾ったといえば、孤児院が猟奇的殺人集団に襲われたよ職員と他の子供も全滅」
アイノワ「またか〜…そろそろ僕が出向かなきゃ駄目かな…イロの所も危なそうだ」
セカイ「イロ?」
アイノワ「どこからか声が…まあいいか、イロは孤児院を経営しているママさん」
ネリクロ「この子もそこに移そうと思っている」
アイノワ「…………うーん僕ごと移そうか」
ゼロ「いいの?アイノワはこの国の?英雄でしょ?」
アイノワ「いいのいいの!」
「よくない!」
「よくないっす!」
「………未だに信じられません」
と入ってくる三人
アイノワ「やあ、シン・ファースト、ニキ・セカンド、ナエル・サード」
シン「国の英雄が動くのには早すぎる」
ニキ「そうっすよ!」
ナエル「マーシさんがアイノワ様だったなんて…」
アイノワ「いいじゃーん、知り合いの所に行くだけだし、ナエル、いい加減信じなよっと…我が国が誇る三英雄だよ」
ナエル「だって五年前のあの大災害の英雄が…ええ?!」
アイノワ「ナエル…心臓麻痺の子供」
ナエル「………」
ゼロ「へえーよく直したね」
アイノワ「まあね、通力でちょちょいとさて行こうかありがとうネリクロ良い子をくれて」
ネリクロ「いいえ〜」
シン「おい!アイノワ…様!」
ニキ「こりゃ駄目っすね」
丘の上の孤児院
の行く途中で人形(男)を調達した
アイノワ「それどうするの」
ゼロ「セカイにする」
アイノワ「は?」
現丘の上の孤児院
「あ、ノワさん!………じゃなかった…アイノワ様!」
アイノワ「イロ…ノワさんでいいよ、子らにはまだ伝えて無いのだろう?あと一人子を増やしてもいいだろうか?」
イロ「え、あ、はい!君かな?かわいいね!そのお人形も」
ゼロ「えっと…」
イロ「あ……ごめんね、子供見るとつい…」
アイノワ「ふふ、この子…は孤児院のママさんでイロ・フールさん(実のところエルフだよ」
イロ「ノワさん?!ちょ、言わないでください!!」
アイノワ「ふふ、ごめんでもね、この子は特別なんだ僕らと同じでね、でこの子はゼロ、よろしくするんだよ」
ゼロ「はーい、エルフのママさんねー、いいねー、人種を超える「愛」良きかな、このお人形さんはセカイ、よろしくしてあげてね」
イロ「う、うん!よろしくねセカイくん?ちゃん?」
セカイ「セカイでいい…」
イロ「し、喋った?!す、すごいね今のお人形は…」
※実際は影から喋ってます
ゼロ「ふふ、でしょ?」
聖「よく考えたね子供が怖がらないように人形に上乗せしたと」
セカイ「フン…」
イロ「じゃあ入ってどうぞちゃんと自己紹介してね」
ゼロ「はーい」
アイノワ「ところで僕もいていいかな」
イロ「え?!ど、どうぞ!」
ガチャ
孤児院に入る
「ママ〜」
「誰その子ー」
「ノワさんだー」
ゼロ「えっと…ゼロです、こっちのお人形さんはセカイ、よろしくね」
セカイ「セカイだ」
アイノワ「僕はノワさんだぞー!っと子らよ久しいなアルエ元気にしてたか?」
アルエ「まあな、コイツらの面倒見てた」
アイノワ「そうかい…良い事だ、ヒノカ」
アルエ「そ、そっちで呼ぶなー!」
ゼロ「まさか…ヒノカグツチ?!ええー?!」
アルエ「だから呼ぶな!」
セカイ「小さくなったな」
アルエ「うるさい!」
アイノワ「仲は上々かな」
アルエ「は?!」
イロ「ふふ…みんな今日からよろしくしてあげてね…後ノワさんもいるから質問とかある人は…失礼の無いようにね」
「「「はーい」」」
「ねえねえ、ゼロちゃんそのお人形さん喋れるの?」
ゼロ「あ、う、うん…まあ…はは…」
「すごーい!」
「ノワさん!王様はどうなったの?」
アイノワ「牢屋に入れてあるよ♪」
「え………?!」
「人形貸せよー」
ゼロ「わ、あ、セカイ」
セカイ「………」
「何だよ喋んねえじゃん!」
バシ
頭をチョップ
アルエ「やめとけ、それ呪われてるぞ〜」
「ひぃー!ハイ返す返す!!!!」
ゼロ「ハハハ…前より賑やかだね」
セカイ「そうだな」
「喋った……の、呪いの人形だー!!」
ゼロ「呪いだってよ」
セカイ「フン…」
イロ「コラコラ…全くごめんね…」
ゼロ「いいや楽しいよ」
アルエ「なら良かったよ」
アイノワ「そろそろ寝る時間じゃないかな」
イロ「そうですね、寝るわよーみんな」
「「「はーい」」」
深夜
子供達は寝ている
ガサガサ
アイノワ「どうやら来たようだね♪」
ゼロ「うん倒そうか」
セカイ「戦闘は俺に任せろ」
パリンッ
「ジンさんどこから行きます?」
ジン「大人からだ」
シュン
闇に消える
「さすがジンさん闇に溶け込むのピカイチ、へへ、女か寝て殺すのは勿体無いなぁ…オイ起きろよ」
イロ「私が寝てるとでも?風雷」
風雷
は風で飛ばしたあと雷で感電させて殺す技
「グハ…うわァァァこいつエル…………………」
イロ「全く子供達を起こさないと、でもノワさんなら穏便にすませてくれるかな」
一方子供達
「グガー(寝」
「………スー(寝」
「クースー(寝」
アルエ「たく、のんきに寝てやがる、俺も行くか」
タタタ
「へぇ〜兄ちゃん寝てないんだ、いい叫び声が聞ける!!!」
攻撃してくる
アルエ「たく、よー…ホノカグツチ」
ホノカグツチ
相手を燃やす技(消えない炎)
さすが火の神
さてあと一人
誰かを探してるようです
ゼロ「セカイ、まさかと思うけど狙いは俺か?」
セカイ「かもな」
ジン「いた!」
ゼロを狙って攻撃するが避けられアイノワを狙って攻撃する
ジン「なに?!」
アイノワ「こんにちは刃の殺し屋」
トンッ
杖をつく
アイノワ
ゼロ「何を」
アイノワ「ジアス・アンブローズ!生け捕りだ」
と人が二人出てきた
ジアス「わかったよ、気まぐれさん」
ローズ「はい!」
ジアス/ローズ「「水電龍」」
ジン「なっ!?悪魔!避けれな…」
ビリビリ
ジンと呼ばれた者は固まってしまった
ジアス/ローズ「「じゃあまた」」
と消えていった
ゼロ「すげー!召喚魔法?!」
アイノワ「あれは使い魔だよさて…ジンなぜこの子を狙ったのかな?」
ジン「殺したことのないものを殺したかった」
アイノワ「ということは…ゼロは…」
ジン「アマツカーミルの人間だ」
アイノワ「やっぱり…アマツ関係か、いいかいゼロここの世界では姓は特別な人間しか持てないんだ」
ゼロ「え…じゃあ俺もアマメと…同じ?」
ジン「アマメ・アマツカーミル殺し損ねただから殺しやすそうなお前を殺す」
ゼロ「それは逃げてるんじゃない?」
ジン「…………ああ、そうだな…コロシアム(殺し編む)でもいくか」
闇に溶け消える
アイノワ「はあ…逃げられたせっかくここの王様が迎えてやったのに」
ゼロ「えええ?!王様!!?」
セカイ「ほうそういうことかコロシアムにいくぞ」
アイノワ「そうだねイロたちには内緒ね」
聖「全くアイノワいつの間に王様になったのさ」
コロシアム
流石に夜はやってない
一夜明かした
ルール
二人一組でチーム
立てなくなったら負け
以上
アイノワ「あとはジンを探して乱入するだけ」
ゼロ「殺すの?」
アイノワ「逮捕する兼実験台かな」
ゼロ「そう…」
観客席にて
「今回も登場だー、アマメとテツ!!」
ゼロ「あ!二人だ」
アイノワ「知り合いかい?」
ゼロ「同じアマツカーミルの人間とホムンクルスだよ」
アイノワ「あー…あの三勇者を超える勇者かそれにホムンクルスときたかお相手は…」
「ジン選手!またもや一人で登場!相変わらずのルールブレイカーだ!!」
アイノワ「来たか!行くぞゼロ」
ゼロ「え、でもアマメ達の邪魔に…」
アイノワ「捕獲が最優先だ」
とゼロの手を引き飛び闘技場内に入る
「おおっと乱入者!!ってあれ?!王様!?まさかの事態だー!?」
「え?!王様?つ、捕まる!?」
「「ざわざわ/がやがや」」
コロシアムは違法賭博なのです
平和なこの国には必要の無い
ゼロ「捕まえるの?」
アイノワ「まあね♪任せたよ」
雲が太陽にかかった瞬間
ゼロ「セカイ!よろしく捕まえといて」
セカイ「わかった」
と観客を影で縛る
と牢屋に強制的に送られる観客
セカイ「フン…」
アイノワ「ありがと♪さて本題だ」
アマメ「アイノワ…」
アイノワ「やあ、僕と同じ気まぐれさん、僕もね、アマツカーミルの人間なんだ、ノワールの姓を貰ったからそっちで名乗ってるけど♪」
テツ「て、敵ですか?」
アマメ「いや、味方ジン形勢逆転だ、元からだけど」
ゼロ「テツー会いたかったよどれだけ強くなったか見せてみ」
テツ「………ゼロからはアウの感じがします」
ゼロ「?!、……アウは死んだよ」
ジン「アウだと?!テツお前は俺の幼少期だ、お前は殺さん、狙うはアマツカーミルのみ…………だったが…アウか…そうか…なら殺せないな」
ゼロ「何アウになんかあんの?」
聖「アウは君の認知してるアウでは無いよ、隠れ兵器と言う名を押し付けられた刃の殺し屋の相棒さ」
アイノワ「へえー刃の殺し屋に相棒がいたとは」
聖「あれ聞こえてるんだ、王様」
アイノワ「まあね♪」
アマメ「で?戦うの?」
ジン「やめだ、アウを探す」
アマメ「溺愛してんだね」
ジン「ああ、相棒だからな」
聖「じゃあヒントアウは魔王のところに召喚されましたさて次に出る行動は」
ジン「!、アウは帰ろうとするだろう、面倒ごとに巻き込まれたくないのがアウだ」
テツ「そうですね、ヤイバ」
ゼロ「てことは魔王エンペラーの所かな?」
アイノワ「お、いくの?」
ゼロ「一応」
ジン「ああ」
アマメ「私もー、アウに会ってみたい」
アイノワ「じゃあ僕も久しぶりにユウワやレイやカズキに会おうかな、皆おいで飛ぶよ」
皆アイノワの近くに来る
ゼロ「飛ぶって…まさか」
アイノワ「そのまさか♪ワープ」
ワープ
で北の古びた城の中
アイノワ「やあ、ユウワ、レイ、カズキと…おや?」
ユウワ「来たか「黒の客人」と悪魔エンペラーだ」
「おいここどこだよ!てかテツどこヤイバはー!」
アイノワ「君はパーティーのお客さんだよ♪アウ」
アウ「はあ?ってテツ!ヤイバ!」
ジン「アウ!」
テツ「よかった」
アマメ「へえあれが四人目のアマツカーミルってあれなんか後ろに2つ影が…」
ムゲン「ムゲン・アマツカーミル、アウの父親さ」
リンネ「リンネ・アマツカーミル、アウの親、なんか巻き込まれたなこれ」
アウ「お母さん!お父さん…までも巻き込まれたのか」
アイノワ「ということは…6人のアマツカーミルがいると…それに?」
ギル「ギルラエル・シンファニー、悪魔エンペラーだ」
ゼロ「多い…」
ユウワ「魔王エンペラーユウワ」
レイ「め、メイド…のレイ!」
カズキ「カズキ・ステレア、元執事」
アイノワ「いやー君たちも久しいねー」
カズキ「やっっと帰ってきましたねノイア」
アイノワ「今はアイノワだよ国の王様さ」
ギル「王?ということは男…」
アイノワ「僕の性別は不明だよ♪」
セカイ「謎なやつだらけだ」
アウ「人形が喋った!」
ゼロ「いや、実際には影」
アウ「へえ〜………」
聖「どう?イチここなら暮らせそう?」
ゼロ「うん!楽しめそう!」
セカイ「ゆっくり、楽しめ」
ゼロ「ありがとう聖」
聖「いいえ〜」
この世で暮らす事になった
聖「実はもう1つ隠し要素が」
アイノワ「おや?」
アマメ「あれって…時空の扉!?」
アウ「元の世界に帰れる?!」
ゼロ「いや…何か出てくる」
コツコツコツ
と出てきたのは九尾の狐こと…
アイノワ/アマメ/アウ「「「玉藻(タマモ)?!」」」
そして時空の扉は閉まる
ゼロ「妖怪か」
タマモ「ふむ主らよ誰が主だ?4人もおるぞ」
アイノワ「僕は無理ー、ジアス居るし」
アマメ「私もテツ居るし」
アウ「俺も式鬼もテツも親もいるし」
「「「って事でゼロよろしく」」」
ゼロ「え、妖怪任されても…てんちゃんしか相手にしたことないよ…」
セカイ「安心しろ、別の俺が情報を持ってる」
タマモ「ほう、世界が愛する娘か面白い」
ゼロ「ねえ…こいつからかってない?」
セカイ「さあな」
タマモ「じゃあ…主よ、よろしく頼むぞ」
タマモが仲間になった
事により世界移動が可能に
ゼロ「世界移動?」
タマモ「ああ、我がいた世界に行ける、和の世界だ」
ゼロ「それって妖怪の国じゃあ…」
タマモ「妖怪の国?妖怪の裏世界ならあるぞ?」
ゼロ「要するに知らない世界だと」
セカイ「そうなるな…」
ゼロ「行きたーい」
タマモ「ふんふん、子供は好奇心旺盛だな、では行くとするか、一旦さよならだ、皆よ」
「「「いってらしゃい」」」
時空の扉が開く
そこにはいる
そこは古い神社だった
森の中だ
ゼロ「あれ…緑の神地?」
セカイ「似てるが違うようだな…」
ゼロ「あれ、タマモは?」
セカイ「さあな…」
「よお、新しい主」
「………ふぁ〜(あくび」
「やっほ〜」
と三匹の九尾の狐
それぞれギラギラ、キラキラ、サラサラを放っている
ゼロ「え…タマモ分裂?」
セカイ「………」
ギン「正解だ!俺は銀楽ギンでいいぞ、眠そうにしてるのが…次男の…」
キン「ふぁ〜、ねむ……金士」
ドウ「僕は銅曲、末っ子」
ゼロ「よ、よろしく…もしかしてそれぞれが殺生石?」
※殺生石とは玉藻の前が安倍晴明に封印され石になり恨み憎しみなどで毒を放つようになりそれが3つに割れ現在も毒を放っているもの
ギン「ああ、キンが主導権を握ってる、頭が回るやつだから俺達も任せてる、タマモの人格はキンがベースだ」
ゼロ「あんなに眠そうなのに?」
ドウ「そう!あんなに眠そうなのに!シャキッてなるの!」
キン「ふぁ…ついでに和も取り入れといたのがタマモだ」
ゼロ「おおーこっちでも暮らせるの?」
シュウ〜
タマモ「ああ、暮らせるぞ」
ゼロ「でもやっぱかーえろ!」
グイッ
腕を引っ張られる
タマモ「まだ契約をしていなかったな………ん……」
手にキスをする
手に紋章が浮かび上がる
ゼロ「はぁぁぁぁ??契約簡単すぎるだろ!くそっ〜」
タマモ「なんだ?口が良かったか?」
セカイ「叩くぞ」
タマモ「おーこわいこわい、ふふふ、まあ、これからよろしくな主よ、」
ゼロ「は、はひぃ…こりゃみんな嫌がるわけ…」
平和な世界だ
タマモ「で…だここには陰陽師がいる」
ゼロ「へえー!平安時代の!!(憧れ」
セカイ「なんだ…好きなのか?」
ゼロ「うん好きだって術をビューって、かっこいいじゃん!!!」
タマモ「憧れるのは何より…………なのだが…そいつらが我を狙ってここに来る可能性が…」
ゼロ「え!?来るの!みたい!」
セカイ「聞いてたか?狙ってくるんだぞ」
ゼロ「いいじゃん!タマモ連れ去られたら?」
タマモ「………契約上……取られても戻ってくる、式神契約だからな」
ゼロ「式神ぃぃ!!いいね!かっこいい!(興奮」
セカイ「落ち着け」
タマモ「と、話してたら来たようだな」
パリン
結界が壊れる
ゼロ「きたきたきた!」
「陣形をとれ!」
「分かってるわよ!」
「………うん」
と目の前に現れた3人の陰陽師?
「なんだお前?一般人は下がってな」
「そうよ、邪魔」
「…………あなたも…陰陽師?」
ゼロ「え?!いや違うけど………」
「なら下がっとけ」
「ほんと邪魔…」
「安倍晴明しってる?」
ゼロ「ま、まあ…」
「おいソワカ、一般人に構ってる暇ないぞ!」
「そうよ、ソワカ」
ソワカ「ふふ、知ってて良かった…サイジン、一般人がこんなところにいると思う?スレイ、邪魔ばかり言ってないで探したら………?」
サイジン「た、確かに…」
スレイ「なに?!ソワカ反抗期?」
ソワカ「あなた陰陽師でしょ?」
ゼロ「え、いや違うよ!基準わからないけど…」
ソワカ「ならあなたは陰陽師それでいい…………」
ポン
と頭に手を置かれる
サイジン「ま、ソワカが決めたんならな…」
スレイ「意義の唱えようがないわ」
ゼロ「ええっと…(そ、ソワカちゃんつぇ〜」
ソワカ「…………さあ探してきて」
サイジン「お、おう!神社に入らせてもらうぜ〜」
スレイ「神社にいるかしら…」
二人は神社に入る
ソワカ「あなたの手の紋章………」
ゼロ「げっ…あいつ…いつの間にこんな紋」
ソワカ「もう…玉藻の前は取られたのか」
ゼロ「口調が…変わってますよ」
ソワカ「良いんだ、君にはこれで、一度私が封印したものだ、紋章くらい覚えている」
ゼロ「えっ…?」
ソワカ「今はまだ…か、覚醒する前に仕留めなければな」
ゼロ「タマモを!?」
ソワカ「うん」
ゼロ「タ、タマモは悪いことしたけど今は…!」
ソワカ「わかってる」
とゼロを抱く
ゼロ「え…(これ抱き返せばいいの?」
ソワカ「梨花…」
ゼロ「え…?りか?えっとぉぉぉぉ、あ、晴明の妻!」
ソワカ「正解」
ガシッ
タマモ「主に気安く触るでない、陰陽師」
ソワカ「この者からはりかと似た感じがする」
ゼロ「えええぇ…浮気女になりたくないぃ」
※梨花とは安倍晴明の妻で道満(弟子)と浮気していた女である
ソワカ「ふふ、玉藻よ良い者を貰ったな私も欲しいくらいだ」
タマモ「やらん、これでも気に入っているのだ」
ゼロ「「これでも」ってなんだー!!!」
サイジン「どうした?!って玉藻の前!出たな!」
スレイ「い、いた?」
ソワカ「…………くっ…」
サイジン「三対一だぞ!玉藻の前!諦めろ」
スレイ「戦うの面倒…諦めて」
ソワカ「ずるい………」
サイジン「だってあの玉藻の前だぞ?!ソワカ!」
スレイ「そうよ!」
ソワカ「でも私なら一人でやる、安倍晴明も一人でやった」
サイジン「くっ…だが大爺様に勝つには3人で一人…」
スレイ「はぁぁぁ…陰陽術第二【隔離】」
【隔離】
でタマモを隔離する
ゼロ「タマモー!」
サイジン「なんだお前…玉藻の前の協力者か何かか?」
タマモ「主よ、逃げ…」
ゼロ「クソが…人間が調子乗ってんなよ!!」
「「は…?」」
ゼロ「神通力第六道【無冠】&陰陽術第一【とどめ】」
【無冠】
で【とどめ】を完璧にする
【とどめ】
結界を破るなどいろいろな効果がある
パリンッ
スレイ「私の結界が?!」
サイジン「人間が?」
ソワカ「ふふふ、覚醒しちゃった」
タマモ「主よ!」
ゼロ「無事で良かったよ」
サイジン「まさか…もう式神に…」
スレイ「嘘!?」
ソワカ「帰ってて」
サイジン「わかったよ…」
スレイ「…………」
二人は帰った
ソワカ「悪かった…事情も聞かず…隔離してしまったりして」
タマモ「いや…主が覚醒してしまったのが問題だ」
ゼロ「覚醒?してないよ」
セカイ「してた」
ゼロ「どこがぁぁ??」
タマモ「【無冠】を使った時点でだ」
ゼロ「あれは何か成り行きで」
ソワカ「私は安倍晴明の生まれ変わり安倍ソワカ、兄、安倍サイジン、姉、安倍スレイ、父、安倍秦明」
ガサ
ゼロ「えっ…なに…」
「やはりソワカ、貴様は安倍晴明か」
ソワカ「お前は禍津マレ(まがつ)ssランクの陰陽師…口外するなよ居場所をなくすぞ」
マレ「いや、口外などせぬ俺の目的はそこの娘」
ゼロ「な、なんだよ…」
マレ「………食いたい」
タマモ「は?」
セカイ「なるほどな」
ソワカ「マレはヤマタノオロチが人格化したものだ、食べに来たんだろう」
※ヤマタノオロチ、水神、山神、女を食う化物
ゼロ「やだよ、食わないで」
マレ「ふふ、さてどうしようか…」
ゼロ「聖助けてー食われるー」
聖「こらこらヤマちゃん食わないの!この子も神様!」
マレ「そうか…やめにしよう、ではな!」
マレは帰っていった
ソワカ「ここに住んでもいいか?」
ゼロ「いいけど…」
タマモ「元はここは安倍晴明の社だ」
ゼロ「え?!」
セカイ「はあ…」
平和?が続いている
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