魔術師と世界≒6
〈「朝の国に向かう3人」、いち、色男さん、らきく〉
らきく「ねえ、色男さん!他の魔術無いの?」
「魔術は対価だ、そうやすやすとは教えん」
いち「じゃあ、対価だ払え」
対価なんだから教えろよ
「はあ…何が知りたい?答えられる範囲なら教えよう」
らきく「炎と水と緑!」
「かなりねだるな、童」
炎や水や緑なら俺でも使えるぞ
魔術じゃないけど……
「「今は昔、昔は今それを証明するこの異邦の力…炎、水、緑、今!全ての力をここに」………………だ」
と詠唱を唱えた
あ、発動しやがった
すると
草が燃え
水も燃え
炎も燃え
ている不思議な状態
らきく「わー!!すごい!流石、色男さん!」
いち「凄い状態何だけど…………」
「思い浮かんだ詠唱を唱えた………らこうなった」
水が燃えるって凄いな
「「昔は今、今は昔これを証明するその異邦の力、これよ、全て消え失せ」」
そして燃え盛ったいたものは消えた
さあ、旅の続きだ
らきく「すごいー!消えたー!」
「ふむ、こうやって消すのか」
いち「学びながらかよ」
何故
夜の国は魔術師が少ないのか
それは魔術を教えるものが少ないからだ
魔法使いが多いのは魔法を教えるものが多いから
それに対して朝の国には魔術を教えるものが多い
と聞く
だからこいつも朝の国の住人だろう
と思う
聖「思う、じゃなくてそうなの!」
急に入ってくるな聖
こいつはひ…
もう言ったな…
らきく「そうなの?聖?」
「ふむ、俺は朝の国の住人か」
聖「もう!言っちゃったじゃないか!」
いち「自分のせいだろう」
さあ、さっさと行くぞ
朝の国へ……
と思ったが
少し別の場所に寄らせてくれ
いち「なあ、少し別の場所に寄らせてはくれないか?」
らきく「いいよー!」
「どこだ?」
聖「あらま、急展開…」
いち「炎の神地ってとこだ」
らきく「でもそこって夜の国の法律上行っちゃいけないよね?」
いち「俺達は夜の国の住人じゃない、法律に乗っ取らなくても良いはずだ」
聖「確かにだ」
「その、炎の神地には何がある?」
いち「そのままさ、炎!久しぶりに寄りたくなった」
聖「いいよ、歴史が進むし」
「炎か……炎……赤………」
らきく「ねえ、聞いて!色男さん!僕には龍神のお姉ちゃんがいるんだよ!」
「竜……赤い竜……予言…」
聖「ストップ!さあ、早く炎の神地に行くよ!!!」
いち「止めやがったなー、たくー、はいはい」
〈「3人+1は炎の神地を目指すことにした」、歴史が変わってしまった私の介入のせいだろう………〉
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