魔術師と世界≒3
あずにその問題を解決する神がいる場所を聞く
奴と私
あず「知ってるよーだって主様だもーん!」
……………俺?
俺はそんな神じゃない
ちゃんとした神名もあるし…
「この紛い物がか?」
と奴は言う
あず「紛い物じゃないよ!ちゃんとした神様!普段が問題を解決する神様かな?」
初耳だ
俺がそんな神だとは……
知らなんだ…
「………問題解決する神ねー…」
はあ…てことはやらなきゃ駄目ってことか…?………
「信じがたいが…依頼受けてくれるか?」
「仕方ないなあ、特別だからな!?」
っと…依頼を受けてしまった
「で、依頼内容は?」
「記憶喪失の原因を知りたいのと記憶を取り戻したい」
あず「記憶喪失なんだ…?」
「うわーん、面倒くさそうな依頼ー!」
あず「そう言わずに…やってあげてよ」
「うん…やってやる、か、神様の慈悲だからな!?」
「…………紛い物が…」
「ああ?!」
あず「まあまあ…さて依頼の対価の魔術教えてもらいなよ主様」
「魔術無くても生きていけるしなー…」
「俺の魔術は魅了の魔術だ」
あず「流石は色男!」
どこが色男だ!
てか色男ってなんだ?!
「まあ…いいや教えろ!」
「「甘い香り、濃い香り、今、昔、全ての魅力をここに」」
と詠唱を唱える
するとあずの様子がおかしい
こちらをサッと見る
そして目がおかしい
いやらしい目で見ている
やっちまったな魔術師
あずはそうと決めたら曲げない男だ
あず「…………」
「帰るわ、お前俺についてこいよ」
「わかった、だが魔術の効果が出てない……」
「出てる!帰るぞ!!!」
と早足で家に変える
あずに捕まれば二人共ただじゃすまない
捕まれば………
舐め回される……
きっと……
嗚呼、怖い
と俺達は家に帰る
家とは緑の神地にある屋敷だ
あずは仕事で来れないだろうし
安全かな?
〈「二人は家に戻ることにした」っと歴史はただしく進んでいる!〉
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