魔術師と世界≒2
俺は良く笑う奴を拾った
「どこにいくのだ?」
「………お洋服屋さん」
「お洋服……」
そう今はこいつの服をなんとかしてやらねば……
可哀相だ…
と服を整えに仲間の所へ行く
「こんにちは、主様!その人は?」
と聞く服専門の仲間
髪は緑と橙色で目は淡い緑だ
服は緑色カーディガンを着て完璧に女性の服装した青年だ
っと名前はあず
俺はこの者達から「主様」と呼ばれている
「この方は?」
「あずって言って俺の家族」
そうその者達は仲間でもあり家族だ
「へえ」
あず「主様……随分とボロボロな色男拾って来たね…まあいいや……そこの人こっち来て服あげる」
とあずは手招きし奴と一緒に奥に行く
数分後
灰色のフード付きロングコートを着て戻って来た
奴
案外似合ってる…
あず「どう?僕のこの服のテーマはねー!「魔術師」!」
と
ドンッ
と奴の背中を押し
見せつける
「嗚呼、似合ってるよ流石はあず」
「………魔術師…………そうか、俺は…!」
何かを悟った様だ
知らんが
「なんで魔術師?今じゃもう少ないだろうに」
あず「魔法使いは多いけどね、魔術師は少ない、あんなにボロボロだったのに彼には魔術師の素質がある!なんてね?、嘘嘘!言ってみただ……」
「俺は魔術師だ」
「その気になってますが?」
「俺は魔術師だ!」
あず「そうか〜魔術師なのか〜!」
「おちょくるな〜、あず!」
魔術師が今時ここ(夜の国)にいるわけ無いだろう
※夜の国とは
人が住んでいる国、朝の国と言うまた人が住んでいる場所もある、また夜の国は妖怪たちと平和条約を結んでいる
「俺は魔術師だ?!」
「……はいはい、わかったわかった、身なりは整えたさっさと帰れ」
「帰る場所がわからない!だから!その問題などを解決する神に依頼をしようかと思ってな!」
あず「問題を解決する神様ね〜?」
とあずはこちらを見た
なんだよ、俺じゃないだろ!
あず「………その神様への対価は?」
「うーむ……腕一本取られると面倒だ、そうだ、魔術を教えよう!」
と対価を言う魔術師?
あず「腕一本?!取らないよ、多分…魔術を教えるかーいいね、ならその神様の場所を教えよう!」
「知ってるのか?」
「知ってるらしいな」
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