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魔王と生贄の話≒5完
〈少女は子供を産むことにした〉
零「あ〜、ドキドキするなー!!」
魔王「………本当に?産むことにしたのか?」
零「もちろん、私の代わりになってくれると思うし」
夢魔「……ん〜どうだろ」
サキュバス「……わかりませんね〜」
零「あれ…すっごいお腹痛いんだけど…あれこれ陣痛???」
魔王「………こうなっては仕方ない急げ準備だ」
と準備が整うと同時に出産が始まった
零「……一度でいいから…村…に帰ってみたかったな…」
〈小さき身体は出産に耐えきれず壊れてしまった、そして新しい命が産まれた〉
「あう〜あーい」
と新しい命
零「…………」
と終わった命
魔王「大切に育てよう…我が形見その名は「サン」…」
夢魔「サンね、わかった………」
サキュバス「……………弔ってきます………」
〈新しく産まれた生命は「サン」と名付けられた後にこの者は「魔物人間」と呼ばれ「ムラさん」と呼ばれる者「ムラさん」の「サン」は名前だったのだ〉
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