神子2≒59
〈ここは戦場…〉
広い戦場そして1人の倒れている人
「っ…ここまでですか…」
敵と思われる黒い者がその倒れている者にとどめを刺そうとする
一「イハツツノオ!守れ!」
と命令しその倒れている者を地面から出た岩で囲う
黒い者は驚いたのか一旦退く
一は倒れている者の元へ行く
一「大丈夫か?!」
と岩を崩す
アカツキ「大丈夫…と言われたら大丈夫じゃないですね…すみません…助太刀感謝します、私はアカツキと言います、貴方は?」
と黒髪に黒目背が少し一より高く白いロングコートを着ている
一「俺は一へえ、俺って成長したらそんな感じになるのか」
と手を貸す
アカツキ「一ありがとうございます、聖神がいるところから見て貴方は…別世界の…私なのですね…背が小さくて可愛らしいです、さて敵は禍津神、私では相手にならない程強力になっています、気を付けてください」
と手を取る
一「よいしょっと、禍津神1柱だけか?」
とアカツキを立ち上がらせ
アカツキ「いえ、あの禍津神は他の禍津神と一体化し強力になりました。」
と立ち上がる
一「何体くらい?」
アカツキ「10体………くらいでしょうか…」
一「うわ…まじで…結構キツイな…」
アカツキ「すみません…ですが力を合わせれば、勝てるかもしれません」
一「そうだな…」
リンドウ「お母さーん!」
とアカツキに泣きながら抱きつく
アカツキ「リンドウ?!」
一「来ちゃったか…」
アカツキ「リンドウ…帰ってください」
リンドウ「いや!お母さんと居る!」
とギュッと強く抱きつく
アカツキ「リンドウ…」
一「敵も待ってはくれないみたいだし相手してるわー、じゃあなー」
と黒い者と戦闘を開始する
アカツキ「リンドウ…お願いです、帰ってくださいここは危険です」
リンドウ「いや!お母さん行く!」
一「………おらおら」
と黒い者を押していく
黒い者「………!」
と急にリンドウを狙う
一「悪い!間に合わ…」
グサッ
と黒い者の攻撃はリンドウを庇ったアカツキに刺さる
アカツキの胸から血が滴る
リンドウ「お母さん!」
アカツキ「じゃ……あ………そう……ですね…………私の名前をあげるので……………お父さんの元へ…戻ってください……」
と精一杯の笑顔を見せる
リンドウ「!うん……」
と妖怪の国めざして走り出す
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