神子2≒57
〈ある日、街中を歩いていた一〉
一「いや〜アマテラスと家族になった(契約した)から日に当たっても大丈夫だな〜」
と言いながら街中を歩いていく
すると
「お母さん!!!」
と一の手を引っ張る
一「ははーん、新手の詐欺だな?俺は子供産んだ覚えないよー、人違……………お前なんで俺と同じ格好に顔してんだ……?」
とその子の顔と格好を見て
「お母さん!助けえ!お母さん大変!」
と手を凄く引く
ギュウッ
と引かれる手を振りほどく一
一「お前……何かの異変か?それとも妖術で変身してんのか?」
「変身しえる!それよ、お母さん!助けえ!」
と振りほどかれた手を取る
一「わかったわかった、まずは家に来い、行くぞ俺の偽物(少し俺より背が高いな)」
とその子もろとも家に連れて帰る
緑の神地の屋敷
一「やあ、ただいま」
「ただぇーま!」
もも「何故主様が二人いるんですか?!」
とその子の姿を見て
すさび「異変だな」
とその子の姿を見て
酒呑「一が2人…いやお前、背が高い方!妖術使ってるな」
「うん!」
と変身を解く
その子は青髪に黒髪が混ざった髪で黒目、頭に龍の角を生やし、龍の尻尾をフリフリ出し小さな翼をパタパタさせて、白いロングコートこと、白衣を着ていた6歳くらいの子だった
つまりは龍人だ
「助けえ!お母さん!」
一「わお、これは龍?」
もも「龍人?これは…獣人の仲間です」
すさび「主様の隠し子か?」
酒呑「そうか…龍との隠し子などいたのか…言えば良いものを…」
一「いや、いないから」
「お母さん!助けえ!」
一「ええー…お前、名前は?」
リンドウ「なまえ…リンドウ!」
一「リンドウか、いい名前だ、で、お母さんっていうのは………?」
リンドウ「お母さんお母さん!」
と一に抱きつく
もも「やはり隠し子…?!」
すさび「そうかやっぱり…」
酒呑「俺より先に事を成すとは…」
一「だーかーらー!俺の子じゃないって!!!」
と言いつつもリンドウの頭を撫で
「やあ、君達!」
一「お前は…聖神!なんだよ!今大変なんだよ……痛!?」
と一はリンドウに指を噛まれる
聖神が急に現れて驚いて一の指を噛んでしまったリンドウ
リンドウ「ごめ…なさ…い…、ひじりのかみ!お母さん見つけた!」
聖神「よしよし、良くやったね、良い子だ、この子は別の世界線の君…僕や一の子供だ」
とリンドウの頭を撫で
一「別の世界線……なんだよ…俺は別の世界線に関わらないって言ったろ??」
聖神「悪いね、それは無理だ、今君の力が必要だ困っている者がいる」
一「困っている者ってこいつのお母さんか」
聖神「そう、無理難題を押し付けられてる、助けてあげてほしいんだ、頼むよ」
一「……………お前が神契してくれるんなら手伝ってやる」
聖神「家族になれといいよ、勿論」
と一の腕をグイッと手繰り寄せ噛む
一「家族の頼みなら仕方ない!」
聖神「同じ存在同士だ、新しい神は生まれない、さて、手伝ってもらうよ、一、リンドウ!」
リンドウ「うん!」
もも「リンドウもですか?!危険では?」
聖神「元の世界線に戻すだけさ、あっちの国に置いておけば大丈夫」
一「仕方ないよなー、家族の頼みだしー、もも、てんちゃん、すさび、留守番よろしく」
リンドウ「すさび?!」
すさび「お、なんだ?」
リンドウ「すさび!きりく!あず!」
もも「そこに私は入ってないんですね…」
聖神「ももはあっちの世界線にはいないからね」
もも「ほう…私が…いないのですね…」
一「まあ、そう悲しむなって!」
聖神「あと、鬼の代わりに龍が」
酒呑「うむー…俺もいないのかあ」
聖神「ももがいない代わりにアカツキの口調が…………さて行こうか2人共」
リンドウ「ばぁーい」
一「じゃ、行ってきますー」
もも「行ってらっしゃませ」
すさび「頑張れよー」
酒呑「死ぬなよ絶対に」
一「はいはいー」
リンドウ「あいあいー!」
と神の権限で世界戦を操り移動する
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