表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神子(かみこ)  作者: れいちr
1/149

神子(1)

※これは小説初心者が作った作品です

誤字などはお許しください…


 私の名前は黄泉よみ、孤児院で育った20歳で女の“神子”です


〈ああ、ここの世界線は君達のところで言う江戸時代みたいな所で他の地域…神地から結界で隔離されてる所だよ〉


ここにおいて神子というのは身体能力などが高い人又は超人的な力を持ってる人の事をさします…



これは数日前…神子の認定試験を受けに行った後の話…


あ、因みに試験内容は身体能力テストと採血だけなので特に詰まる話はありません!



さて数日前の話に戻りましょうか


私が初めて他の神子と会い戦いを見た時の……どちらが敵でどちらが味方かわからなかったときの…話を…



 黄泉よみは認定試験が終わり、“政府”のお屋敷を見て回りました

そこである人物に出会います


その人は“先生”と呼ばれ皆に親しまれ、白衣を来た銀髪の少年です


その人に黄泉よみ

先生「あれ!君生きてたの!」

と言われます


黄泉よみ

黄泉「え、どなたですか?」

と問いますが


先生「えー忘れちゃったのー?」

と返されます

その先生はなにかに気づいたのか


先生「いや、違うね、ごめん人違いだったー」


といいその場を去っていってしまいました



黄泉よみは何やら不思議な気持ちになりつつも政府のお屋敷を後にしました



帰宅途中何やら何処かで刃音が聞こえます


そちらの路地裏の方に行ってみると人と人が刀を交え戦っています


黄泉よみには何故戦いが起きどちらが味方かまず味方がいるのかさえわかりませんでした


ですが押されている方を助けたくなるのがこの黄泉よみさん


黄泉よみはとっさに押されている方の赤い髪の青年を守る形で戦いを止めました

「!」

押していた方の人は黄泉よみに刃が当たる寸前で止め何処かに消えてしまいました

赤髪「邪魔するな人間!もう少しで殺せたものを!」


ですが黄泉よみ

黄泉「邪魔をしたのでは無く助けたんです!どう見てもあなたのほうが押されていました!」


赤い髪の人は舌打ちをし何処かに行ってしまいました………




これが数日前のお話です


そして現在わたしは政府からお役目を貰い

それを果たそうとそのお役目を行う場所に行きました


ですがその場所、政府のお屋敷なのです


普通のお役目は街の見回りだったりとそういった感じなのに何故かお屋敷なのです…


あ、そうそう私のお役目の名前が『府斬組の主』というものなのですが


“府斬組”というのは聞いた話によると政府が使い、政府をも取り締まるお役目だと聞きました


なぜ私がそんな高い地位になってしまったのか…すごくプレッシャーがかかります…


役人に案内されその場所につくと

まるで隠されている屋敷のような感じなところの前まで行きました


その屋敷から人が出てきました


あの時の赤い髪の押されていた人です!



黄泉よみ

黄泉「あ!あのときの押されていた人!」

と言います


その声でこちらに気づいたのか赤い髪の人も

赤髪「おま、あん時の邪魔しやがった女!なんでここいる!」


黄泉「私はここでお役目を果たさなきゃならないから!」

黄泉は答えます


赤髪「お前…まさか“俺達”の…いや認めねえ!」

といい赤髪の人は屋敷の中に入っていきました


案内人「さっきの赤髪のが府斬組のリーダーですよ」

案内人が言います


黄泉「え、大丈夫ですか、あんな押されてた人がリーダーなんて」


黄泉が言います


案内人「ははは、まあ、あれでも強いほうなんですけどね」

案内人が言います


黄泉「えぇ…あんな押されてるのにぃ…?」

黄泉も言います




九泉「ええ、あんなに押されているのにです、あ、それと言い忘れてました

私もここ府斬組で働いている九泉きうせんと申します主」

案内人こと府斬組の銀髪で青年になりかけの九泉きうせんが笑顔で言います


黄泉「え、そうだったんですか…全然気づかず…もうただの案内人かと…」


九泉「ははは、驚きました?それなら嬉しいです、そしてこれからよろしくお願いしますね主」


黄泉「あ、はいこちらこそよろしくお願いします、えっと九泉きうせんさん」


九泉「はい、よろしくお願いします主」


黄泉「あの…九泉きうせんさん」 


九泉「さんなんてつけなくていいですよ」


黄泉「ああ…じゃあ九泉きうせん、府斬組って何人いるの…」


九泉「主を合わせて10人程いますね」


黄泉「そんなにいるんだー…わあー…」


九泉「まあまあ、頑張っていきましょう、僕がついてますから!」


黄泉「そうだねお役目だし頑張ります…」





 お屋敷の中に入ると中は賑やかで話し声などが聞こえます



黄泉「ずいぶん賑やかね…」


九泉「まあ…数が多いですから…」


と話しているとある緑色の髪をした青年が話しかけてきます


緑髪「お!その人が主さんか、九泉きうせん


ええ、そうですよと九泉きうせん


四「俺はしいで、こっちの後にひっついてるのが…」

しいの後ろにしがみついていた白髪の少年の紹介をしようとする


福ノ地「にい!自分でできるよ!僕は福ノふくのちよろしくね、お姉ちゃん…」

と上目遣いをされる黄泉


黄泉「よろしくねそれとにい、ってしいさんの事?」

子供がいることに驚きつつも質問をする


福ノ地「うん!僕はにいって呼んでるんだ」

福ノふくのちが言う


黄泉「そうなのね」


四「それにしても九泉きうせんが敬語使うなんて珍しいな」


九泉「当たり前だ主従関係ってのがあるからな」


「何やら盛り上がってるみたいだな!」

福ノふくのちでは無い子供がもう1人


福ノ地「あ!奉加ほうがこのお姉ちゃんね主さんなんだって!」


黄泉「黄泉っていうのよろしくね」


奉加「嫁か!そうか、俺様の嫁になりたいんだな!」

嫁と黄泉を間違えた黒髪の少年


黄泉「えっと…」


「嫁じゃなくて黄泉だろしっかりしろ奉加!」

と来たのは青髪の青年


「そうだぞ嫁じゃなくて黄泉だよしっかりして奉加!」

ともう一人来たのは金髪の青年


九泉「どんどんくるな…影向やうがう玉水たまみず


玉水「あ、今日のご飯は何がいい主?」


影向「料理はできないが力仕事は任せろ主!」


黄泉「え、あ、ご飯はなんでも…えっと、力仕事は任せました…」


「あ、僕ご飯卵焼きー」

といった橙色の髪の青年


九泉「またきたぞ、千年ちとせ


「私はお味噌汁でお願いします」

という紫髪の青年


四「こっちも来たぞ、見集みあつむ


黄泉「わあ…ほんと沢山いますねー…」


千年「とにかくよろしくね!黄泉ちゃん!」


見集「よろしくお願いします黄泉さん」


黄泉「とにかく皆さん全員よろしくお願いします!」


一同「よろしく!・よろしくお願いします!」


黄泉「これで全員?」


福ノ地「ううん、まだ九十九つくもが来てないよ」


黄泉「九十九つくも?」


九泉「あの押されていた赤髪のリーダーですよ黄泉」


黄泉「あ、あの人の名前九十九つくもって言うんだ…」


影向「あの九十九つくもが押されてた?」


玉水「ということは化物との戦闘だな」


黄泉「化物?」


奉加「おう!政府から討伐依頼が出てた人の姿をした化物だ!」


千年「しかもその化物ちゃんと着飾ってるからすごいのよー」


四「それでいて強い、2人がかりでやっと1人まともに戦える」


黄泉「そんな化物が…」


九泉「でも心配入りません主は僕たちが守りますから」


黄泉「でも私も…戦え…」


九十九「…素人のお前には無理だ」


黄泉「!」


四「九十九つくも…まあ、確かに戦いのプロの俺たちでもやっとだしな…」


奉加「あいつらズルいよな!強すぎだぞ!」


黄泉「だ、だけど!私がみんなを守るよ!だって私府斬組の主だもの」


九十九「お前それは覚悟があっていってんのか、覚悟がねえならやめとけ」


九泉「へえ九十九つくもが忠告ね珍しいな、いつもなら怒鳴り散らしてるところだが…」


黄泉「!…忠告感謝するわだけど私も少しくらいなら力がある協力させてもらうよ」








 私は数日をここ府斬組で過ごしました


いろいろな出来事がありましたよ


玉水たまみずに料理を教わったり、福ノふくのち奉加ほうがしいと遊んだり、影向やうがうに少し鍛えてもらったり、千年ちとせに着せ替え人形にされたりとここの国では女の子が少ないからって…


ここの国は男が8割女が2割なんです


だから女性が夫を複数持つこともあり得るんです


九十九つくもは部屋に籠もりっきり


見集みあつむは瞑想


九泉きうせんは私につきっきり


だけどこの数日間化物の襲来はなかった…



がその代わりに起きたのが狐騒動


狐が町の食べ物などを人に化けて神地と呼ばれる外に持っていってしまうのです



府斬組も狐捕獲に参加しました



1、北・福ノ地、奉加、見集


2、南・四、千年


3、東・玉水、影向


4、西・九十九、九泉、黄泉


で行きましょうという事になり各々担当の場所を回ることになりました



黄泉「なんでこの編成なのかな…」


九十九「なんでお前となんだよ」


九泉「さあ…」

笑顔の九泉きうせん


「盗人だー!!」

叫び声が聞こえてきます


そちらの方に急いで行ってみると狐が逃げています



九十九「あれか…!」


九泉「あれだな」


黄泉「本当に狐なんだ」


三人は追います



狐は逃げますが前をちゃんと見ておらず人にぶつかってしまいました


その人は傘をもっていたのですが飛んでしまいます


「ぐわ…」


狐「ご、ごめんなさい」


狐は走り去ってしまいます


ぶつかった人は転げたまま


「なんだあり狐か?」


黄泉「大丈夫?」

と近づき手を差し伸べる


「ああ、特に怪我もしてな…傘…傘どこ?!」

差し伸べられた手を取り立つと


シャン、シャンと鈴の音がなります


九十九「!」


九泉「傘ならここですよ」

と傘を渡す


「おお、ありがとな」

傘を受け取る


「なあ、大丈夫かあそこの赤髪、さっきからずっと止まったままだぞ」


黄泉「あ、ほんとだね暑さにやられたのかな?」


九泉「さあ、押されすぎたからかもしれませんよ?」


九十九「そこのお前…」


「ん、俺か?」


九十九「ああ、お前だ、お前その鈴付いてる刀どこで手に入れた?」


「これか?これは貰いもんだが」


九十九「そ、そうか…(なんだ…何かを…忘れて……)」

頭を抱えながら


黄泉「どうしたのよ?九十九つくも珍しく弱気よ」


九泉「ははは、本当に珍しいですね!」


「よくわからんが俺さ用事があるんだべ」


九泉「そうですか、もしよかったら案内いたしましょうか?」


黄泉「九泉きうせん?!」


「お、いいのか俺はここの土地さあまり詳しくないべな助かる」


九泉「ええ、いいですよ、黄泉、九十九つくもを頼みましたよ私はこの“少年”を送り届けてきます」

と少年?と行ってしまう九泉きうせん


黄泉「ちょ、えー…もう、九十九つくもどうしたのよ?」


九十九「何か…を…」


黄泉「………九十九つくも!お前には狐を捕まえる覚悟があるのか!」

覚悟を聞く黄泉


九十九「あ、ある…あるに決まってるだろ!(何だったんださっきのあれは)」


黄泉「よーし、なら狐探し再開よ!」




その後九泉きうせん



九泉「でどこに行くんだ?」


「んー政府様のお屋敷によお、行くんだべ」


九泉「その訛りもうやめたらどうだ」


「……そうだなやめたいところだけんど、やめれんばいお部屋につくまではの」


その夜


九泉「誰に会うつもりだ」


「ようひっついて来るのお、お主も」

スパーン、襖を開ける


「お待たせ、せーんせ」


九泉「!」


先生「やあ、久しぶり、生き返ったんだね流石、それにしても九泉きうせんまでいるじゃないか」


九泉「先生この方は…まさか…」


先生「そう君と僕が探し求めていた者だよ、この子がいればもう安心府斬組だって潰せる」


九泉「先生…やはり黄泉には…」


先生「うんもちろん、黄泉ちゃんには僕のいや僕達の報復の“道具”になってもらわないとねその為の『府斬組の主』なんだから」




「………報復ねえ…全く人間は何考えるかわからねえな」




結局この日を境に狐は見つからなくなり

盗みもなくなりました





この頃各地で妖怪と呼ばれるものが目撃されてるようです


そして日に日に数が増していると…


これはいけないと数が増している地域に私達は妖怪退治に行きました 


この間とはまた少し違ったチームで行くとこになりました


1、九十九、見集、黄泉


2、福ノ地、奉加


3、玉水、影向


4、四、千年


5、九泉


九泉だけ一人なのがなぜかわからないんです…大丈夫かな…


と戦場は一貫して広くまるで戦場になる事を予想されているようなところ



黄泉「何でまたあなたと…」


九十九「こっちのセリフだ」


見集「まあまあ、お二人共リーダー同士なんですから仲良くして下さい………と、早速来たみたいですが…」

と言うとドタドタ、ドタドタと足音が聞こえます


妖怪達がこちらに気づき向かって来ました


九十九「こりやぁ…」


黄泉「こんな…」


見集「これは…かなりの数」

そうです、凄い数の妖怪がいっきに現れたのです


九十九「黄泉お前は守られてるだけでいい」


黄泉「そんな…こんな数二人じゃ…」


見集「無謀だとしてもやるしかありませんよ九十九つくも私が合わせます」


九十九「おう!黄泉お前は何もするなただ守られてろ」


黄泉「……(悔しい戦えないのがこんなにも…)」


妖怪たちが襲ってきます


九十九つくも達も刀で対抗しますですが数が多すぎて傷付きつつ戦います


ある刀を持った妖怪が九十九つくもを狙っています


九十九はそれに気づいていません


黄泉は気づきました

そしてとっさに守りました


「!」


黄泉は胸から腹にかけて深い傷を負います


九十九「黄泉…てめえ!」

その妖怪を切ります


見集「九十九つくも!戦いの手を緩めては負けますよ!!」


九十九「くそっ!黄泉!認めてやる…認めてやるから!生きろ!だから俺らが倒し切るまで死ぬんじゃねえぞ!!」


黄泉「だい、じょうぶ…わたし、は」


九十九「喋るな!意識を保つことに集中しやがれ!」


見集「…(このままでは負けてしまう)」


「助太刀しましょう!」

桃色の髪の青年が突然現れました


桃色の人はどんどん妖怪を倒していきます


九十九「!てめえは…」


見集「助太刀感謝します!」


桃色の人の加勢もあってなんとか勝つことができました


ですが黄泉は重症を負ったままです


九十九「…黄泉なんとか切り抜けたぞ…」

黄泉に駆け寄り


見集「…黄泉さん…(この傷の深さもう…)」

同じく駆け寄り


「重症ですね」

遠くから見る


黄泉「九十九つくもあの…ね…」


九十九「どうした…」


黄泉「わた…しの血を」


九十九「…お前の血…?血がどうした?」

と黄泉の血を見ます


黄泉「の、のませて…」


見集「のませる…九十九つくも!」


九十九「!あ、ああ、ほらお前の血だ」

と黄泉に黄泉の血を飲ませます


するとさっきまで重症だった傷がみるみる消えていきます


九十九「!これは…」


見集「なんと…」


「ほう(これが…)」

傷が全て治りました


黄泉「これが私の力…血を飲ませて相手や自身を治療する」


九十九「これがお前の力…てか先に言えよ!!」


見集「本当ですよ、心配しましたよ!」


黄泉「はは、ごめん、言うの忘れてたわ」


「では私はこれで」

去ろうとすると


九十九「待てお前…お前に貸しは作りたくなかったが、助かった礼を言う」


「いえ、人は助け合いながら生きていくものですからねでは“また”」

去ってしまった


見集「九十九つくもあなたあと方とお知り合いで?」


黄泉「そうだよ知ってるの?」


九十九「ああ、知ってる、見集みあつむお前も知ってるはずだ」


見集「え…?」


九十九「あいつは例の化物だ」


黄泉「え、あの人が確かに強かったけど…」


九十九「いや、剣筋で分かる、あいつは…」


見集「そうですか…あの人がなら何故助けたんでしょうか」


黄泉「さあ…どうしてだろう…」


九十九「きっと様子見に来ただけだろ…」


黄泉「そう…なのかな…」



一方その頃

福ノふくのち奉加ほうがは……



奉加「くそーこいつら強いぞ!俺様でも大変だ!」


福ノ地「しかも数が多くて…う…」

傷を負ってしまう福ノふくのち


奉加「大丈夫か!福ノふくのち!てうわ…!」

奉加ほうがも傷を負ってしまう… 


福ノ地「僕たちここで終わっちゃうのかな…」


奉加「…いくらこの俺様でもこれは…」


「苦戦してるみてえじゃねえか!」

と颯爽に登場する黒髪に白髪の少年


「助太刀してやるよだから耐えろよお前ら!」

といいバッサバッサと妖怪を切る


福ノ地「よ、よくわからないけどありがとうお兄ちゃん!」


奉加「サンキューな兄ちゃん!後で俺様の婿にしてやんよ!」


「そりゃ勘弁だ!!」




そして全ての妖怪を切った


福ノ地「ふう…終わったー…」

その場に座る


奉加「…兄ちゃん…強えな!」

その場に座る


「そうか?まだ俺も修行の身だぞ、まあ、全滅させられたんなら良かったな、お前ら」


福ノ地「うん、ありがとう」


奉加「もう行くのか?兄ちゃん」


「ああ、俺はもう行かなきゃならねえからな、じゃあ“またな”お前ら」

その場を去る


福ノ地「……あの人…もしかして」


奉加「どうした?福ノふくのち


福ノ地「ううん!なんでもない帰ろう奉加ほうが


奉加「おう!」



また一方その頃

玉水たまみず影向やうがうは……




玉水「チッ強いねそっちは大丈夫か影向やうがう!」


影向「ああ…何とかな…だが勝てる見込みがねえ…」


「なら俺が助太刀しよう」

と現れる金と青髪の青年


玉水「!助太刀感謝する」


影向「本当に感謝だな!」


「いや難のほんの少し助けるだけだ」

サラサラと妖怪たちを切っていく


全ての妖怪を切った



「君たち案外強いな」


玉水「当たり前だよ、僕達は府斬組なんだから!」


「ほう、あの政府の」


影向「だが、お前さんもなかなか強かったぞ」


「お褒め頂き光栄だ、では俺はそろそろ行かないといけないんでな、んじゃ“また”」

とその場を去る


玉水「強かったねあのまさか…


影向「だが俺たちも負けちゃいない、さあ、帰るぞ玉水たまみず


玉水「ああ、そうだね」




またまた一方その頃

しい千年ちとせは……



四「く…数多すぎだろ…」


千年「服が汚れちゃうじゃない!」


「服が汚れるのは駄目だよ!」

と緑髪で橙色の服を着た青年が助けに来た


千年「やっぱり駄目よね?!」


「そうそう!駄目駄目!ほら手伝ってあげるから頑張る!」

と可憐に妖怪を切っていく


四「服を気遣う暇あるのかよ、すごいな、おい」



全ての妖怪を切り終わると



千年「良かったあんまり汚れてないわ!」


「まあまあ、ってところかな?」


四「お前ら凄すぎだろ」


「ふふ、まあ僕が手伝ってあげたんだから全滅は当然だよ!あ、そろそろ戻らないとじゃあ“またねー”」

とその場を去る


千年「あの人すごかったわ服一切を汚してないもの」


四「お前らの基準はどうなってるんだよ…(またって言ってたなあいつ…)」


千年「さあ、帰りましょう!しい


四「ああ、帰ろう千年ちとせ




そのまた一方その頃!

九泉きうせんは……



九泉「この数個々の強さまるで生き物ですね」

と言いつつも切る


「お前は助太刀必要かー?」


九泉「!必要です、助けてください」


「はは、いいぞ助けてやる」

と現れたのは白い服白い頭巾をかぶった子供


九泉「あなたは…」

少し戦いの手を緩める


一「俺の名はいちお前を助けに来てやった!」

それをカバーするかのように妖怪たちを切っていく


九泉「いち…まさか!」


一「そうそのまさか〜」


九泉「あなただったんですね…」


一「そう俺だよ俺、悪いなお前には色々と辛い思いさせてるだろ、あいつが!」


九泉「まあ、多少はね!」


一「辛いことあったら言えよ九泉きうせん


九泉「ええ、あなたになら相談できそうです」


一「そうか?なら良かった!さて!これでラストぉ!」

全ての妖怪を切り終えた



九泉「終わった…」


一「ふう、いやー久しぶりにいい運動になったなー」


九泉「助かりました、ありがとうございます“母上”」


一「母上だなんて何言ってんだよー

いちでいいんだぞ〜いちで〜」


九泉「で、ではいちなぜあなたはここに」


一「そりゃあ子供が困ってたら助けるのが、親の役目だしなー」


九泉「子供ですか…うれしいです…あなたにそう言われるなんて…」

泣きそうになる九泉きうせん


一「おいおい泣くなよーかわいいぞ!まあ、親の愛を知らない俺だから、ちゃんと愛を渡せてるかわからないけどな!」


九泉「渡せていますよ…ちゃんと…」


一「そうか?ならよかった!で“父上”の様子はどうだ?」


九泉「あなたの知ってる通り元気ですよ」


一「そうだよなあいつ、いっつも元気なんだよ、変な気起こさないと良いが」


九泉「大丈夫ですよその時は僕がしっかりと止めますから」


一「そうか?ありがとうな」


九泉「あの…」


一「ん、なんだ?」


九泉「あなたは気付いていないかもしれませんがその…」


一「なんだよー勿体ぶるなよ」


九泉「やっぱり何でもないです」


一「そうか何でもないなら仕方ないな、じゃあ俺はそろそろ帰るじゃあ“またな”」

と白い服白い頭巾をかぶった子供は去る

アドバイスなどください

よろしくお願い申し上げます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ