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お約束・・・ソロモンよ私は帰って来た!ソロモンじゃ無いけど。

 東西ローランドの国境に在る第三王子の籠る砦は今まさに陥落の危機を迎えていた。


山を越え〜谷を越え〜僕らの町にやって来た♪

亜人を殺しにやって来た!

「将軍!変な詩歌ってる場合じゃないですよ!」

「でも何とか間に合った様ですね。」

「さぁ将軍全軍に突撃のご指示を!」

「う〜ん取り敢えず全軍待機かな、明日の朝、太陽を背にして突撃しよう。なんせ此方はたったの300人向こうさんは万を越えてる、喧嘩は頭使わなきゃ。」

「大変だ!将軍がまともな事言ってる!」

「神官を呼んでこい!」

"キィ〜失礼な!"


「でも将軍?明日晴れますかね?」

「・・・神官呼んで来て皆でお祈りすっか。」


「ダメだやっぱりダメ将軍だ。」

「ちょっとでも期待した我々が馬鹿だった。」

"キィ〜"


次の日の朝

"クックックッア〜ッハッハッハ"

「我が祈り天に通じた!」


「ウヮ〜将軍のどや顔ちょ〜ウゼ〜」

「将軍、ちょっと良いですか?」

"ア〜ッハッハッハア?"

「ン?ナニナニ?」

「将軍マジで砦落ちそうですよ!」


"・・・全軍突撃〜!"

"ウオォォォォォォ〜"




「若様!援軍です!援軍が来ました!」

「何処の手勢だ!やっと西ローランドが動いたか!」

「いえ!太陽を背にしてる為にはっきりとは分かりません。」

「東だと?此処より東は既に亜人に占領されているはず?・・・兎も角敵はどうなっている。」

「敵は背後より攻められ混乱している模様です。」

「城門を開け!撃って出る!ここで敵を退かせねば我等に勝ち目は無い!」




"オーク将軍敵襲です!"

「慌てるなブー!西の備えは万全だブー!落ち着けブー!」

「西では在りません!敵は我々の背後からギャ〜」

"ブーブー煩ぇぞ糞豚が!さっさと死ねー!"

「貴様何者だ!」

「豚に名乗るもおこがましいが冥土の土産だ、よっく聞け、我が名は二郎、東の氏族にしてモンテ王国の将軍だ!」

"聞いたらさっさと死にさらせ〜!"

"ドスッ!"


"オーク将軍討ち死に!"


この奇襲により亜人の軍勢は瓦解、敵は散り散りに為った様に見えた。






砦前にて私は夢を見ているのだろうか?とうに生存を諦めた生徒が私に手を振っている、此が夢ならどうか覚めないで貰いたい者だ。


「シルバ王子〜カフジ先生〜お久しぶりです!」

「オォォ二郎なのか?」

「はい!王子!」

「あぁぁ二郎君!生きて生きて居たのですね!」

「カフジ先生ご心配をお掛けしました。」


「将軍、敵の追撃はいかがしますか?」

「偵察隊に追わせろ、敵がこの程度の訳がない、この機会に敵の本隊を探れ!」

"ハッ!"


「二郎ちゃんが将軍?」

「貴様!将軍をちゃんずけとは!我がモンテ王国の将軍に無礼で在ろう!」

"ゴンッ! プシュ〜、ピクピク"


「ふざけてるのはお前だ!王子と先生に舐めた口聞きやがるとぶっ飛ばすぞゴラァ!」

「将軍もうぶっ飛ばしてます。」


「此は失礼した。しかし二郎殿が将軍ですか?」

「王子、殿何て止めて下さい。ちゃんで良いですから。」

「しかし二郎君が将軍とは本当に驚きました。」

「いやまぁ成り行きでそう成りました。まぁ積もる話ありますが先ずは無事で何よりです!」

「此方こそご助成忝ない。何はともあれ砦に入られよ。」

「はい!」


"二郎〜!"

ん?このモヒカンは・・・"太郎兄ちゃん!"

「うわ〜太郎兄ちゃん久し振り!生きてたの?」

「二郎こそ、絶対野垂れ死にしてると思ったよ!」


「どうして此処に?」

「あぁ・・・亜人どもが攻めて来た際3氏族は西の氏族を頼ったんだけど城に入れて貰えなかったんだ。コリャダメだと思った時に助けてくれたのがシルバ王子だったって訳だ。」

「成る程ね〜。人に歴史ありって感じ。で他の皆は生きてるの?」


「あぁ家の家族に関しては父ちゃんだけだな死んだの。」

「!・・・そうか父ちゃんは戦いの中で死んでいったのか・・・」


「?・・・違うぞ、父ちゃんの死因は腹上死だ飲んで母ちゃんに乗っかって死んだんだ。戦いの中と云うより母ちゃんの中だな、ほらよく言うだろ呑んだら乗るな、乗るなら呑むな!って、あれは本当に守らないとな!」


・・・あれそういう意味だったのか!


「じゃあ他の皆は?」

「母ちゃんはその後隣のご主人と出来ちゃった結婚をして、弟の三郎は僕は食を極めるデプ〜待ってろ雄山とか言って旅立って行ったかな。後は・・・」


"お〜い、ハニ〜"

"なーにーダーリン"

"ゲッ!モヒ子!"

「ナンだよ二郎か、まだ生きてたの?てっきり童貞拗らせて死んだと思ってた。」

「童貞拗らせて死ぬやつ何ているかボケ!」

「ハッハッハ相変わらず仲が良いな!幾らなんでも二郎も良い年だ流石に童貞って事はない・・・無いよな?」

「クックックッ兄貴よ、俺の彼女姫様ッスヨ大きな声では言えないけど姫様ッスヨ!その辺の神官の小娘とはものが違うんスヨ。」

「オウ、コラ!それはあたしの事か、コッチ見ろ!」

「まぁまぁ二人とも落ち着け、全くしょうがない。それとな秋子だが、」

「秋子!秋子は無事か!無事なんだろうな!」

「安心しろ!」


"おーい秋子〜"

"は〜い、"


「ナニ兄ちゃん?」

「ほら見ろ二郎だ!懐かしいだろ。」

「秋子!久し振り!会いたかったぞ!」

「・・・え〜初めまして秋子言います。」

"・・・覚えて無い・・・ゲフッ!パタ。・・・"

"ギャ〜将軍が倒れた〜"

"神官だ神官を呼べ!"

"何でこの人は戦の後で倒れるんだ?"


こうして二郎ちゃんは帰ってまいりました。






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