遂に転生?
「なあなあ兄ちゃん、本当に勝手に帰って来ちゃって良かったのかよ?」
「ん〜大丈夫だって。」
「せめて父ちゃんには言ってから帰れば・・・」
「父ちゃんたちは族長の所で飲み会だ。」
「何それ!聞いてないんですけど?それなら付いて行ったらいいじゃん。美味しい物とか出るかもよ。」
「残念ながら子供は参加出来ません。お酒は15になってから。ったく!それぐらい知っとけ。」
" 知るか!"
「だいたいもうすぐ村に付くって、ほらっ、あそこ見てみろ。」
ン? おお!本当だ。
「兄ちゃ〜ん、太郎〜兄ちゃ〜ん、二郎兄ちゃ〜ん」
"オ〜三郎だ〜!"
「お帰り。兄ちゃん達」
「ただいま、迎えに来てくれたのか?」
"うん!"
「やっぱり三郎は可愛な〜。二郎と違って。」
「アホか! 俺だってめちゃめちゃ可愛いわ! 愛らしさが全身からほとばしってるっわ。」
「なあなあ兄ちゃん達そんな事よりお土産は?」
・・・・ 「お土産は可愛がってる太郎兄ちゃんから貰いなさい。」
・・・・ 「お土産は後から戻ってくる父ちゃんから貰いなさい。」
"うん!"
あ〜それにしても、やっと着いたか。
「太郎兄ちゃん、家まで帰ってきたけど、これといって何も変わってなさそうだね。」
「二三日で変わられてたまるか。」
「でもやっぱりちょっと疲れたよ。」
「そうか、まぁ初陣だしな!さっさと家ん中入って休憩スッカ!」
「おやっ、太郎、二郎お帰り。」
「母ちゃんただいま〜も〜疲れたよ〜。とりあえず飯々。」
「飯もいいけどあんたら村長の所には行って来たんたろうね?」
「行ってないよ?」
「村長〜? あっ!忘れてた!」
「太郎!あんたお兄ちゃんなんだから二郎にちゃんと教えときな!」
「あ〜うん よっしゃ!じぁあ報告しに行くか。」
「二郎ついといで。」
"ドンッドンッ!村長〜、ドンッドンッドンッ!"
「村長いますか〜。」
「うるさい!バンバン叩くなっ!ドア壊れるわ!」
"おう!"
「帰ってきたか、お勤めご苦労さん。んでどうだった。」
「俺は3個です。」
「二郎はどうだった。」
何が?・・・
「魔石の数じゃよ。」
「あぁ1個。」
「ヨシヨシ、魔石はそこの箱に入れて置きなさい、 二人共ご苦労さんじゃった。二郎は初陣だったな、よう殺った。これからもしっかり殺りなさい。」
"はい!"
「じぁあ村長失礼します。」
「兄ちゃん・・・」
「なんだ?」
「これで終わり?」
「ああ、これで今度の戦はお仕舞いだ。
二郎、報告・連絡・相談は基本だ!覚えとけよ!」
"キリッ!"
「忘れてたの兄ちゃんじゃん!」
「まぁいいから帰って飯食おうぜ!」
「うん!」
ああ、そういえば兄ちゃんにどつかれた時に何か思い出したんだよな〜う〜ん?なんだっけ?
まっいっか!
飯食って寝よ寝よ。
Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz・・・・・・" 思い出した〜! "
俺転生したんだ!
「 兄ちゃん!起きて!起きて!」
"う〜ん?"
「うるさいな〜ナニ?」
「俺、俺、転生したんだ!」
「テンセイ・・・・ナニソレ・・・・」
「一回死んで生まれ変わったの!」
「あ〜?んっ分かった分かった。怖い夢見たんか、おしっこしてから寝るんだぞ。」
「違うから!夢でなく一回死んで生まれたの!」
「ん〜じゃあ何で死んだんだ?戦か?」
「それは・・・確か・・・"レッツ、バンジ〜!"・・・ピュー ブチン グチャ・・・」
「言いたくない・・・ってゆ〜か忘れたい。」
「モ〜しょうがないな〜いいか、そういう時は目の前に指を指してぐるぐる回すんだ。そして忘れる〜忘れる〜忘れる〜って10回ぐらいやって寝ると、だいたい忘れる。部族に伝わる忘れ方、お兄ちゃん嘘つかない、じぁお休み。」
"zzzzzz"
アホが!
そんなもんで忘れられるか!てゆ〜かなんで最後の方カタコトだっ!
バカ兄貴が〜クソ〜しゃあないとりあえずやるけど、え〜と指ぐるぐるしながら、忘れる〜忘れる〜忘れる〜zzz
「あ〜おはよう兄ちゃん。」
「二郎、転生って知ってるか?」
「えっ何ソレ美味しいの?」
・・・ナンデモナイデス・・・




