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愛の稲妻

"よし! 全員の首輪は外れたな!"

「先ずは奴隷解放おめでとう。

俺の名前は二郎!

一応ここの頭勤め差せて貰ってる者だ。

最初に聞いて起きたい事がある。

この中でトドメいる人は居ませんか?

大丈夫そうなので話を進めて差せて貰う。

早速だが此れから戦に向かう。

相手は盗賊アレンと仲間の戦士達だ。何か聞きたい事はあるか?」

「二郎さんだったな。先ず解放してくれた事に感謝する。

しかしだ!何でアレンさんを殺らなきゃ為らない!

あの人は義賊だ!俺達は首輪付けられていたが意識はあった!

あの人が俺達奴隷を解放してくれて要る事も聞こえていた!

俺達にとってアレンさんは希望その者だった!

勿論、実際に助けてくれたのは二郎さんあんただ!本当に感謝はしている。しかし・・・」

「まだるっこしいな?はっきり言え!」

「俺はあの人と戦いたくはない!」


「そうか、最初からそう言えば分かりやすい者を、コイツ以外にも戦いたく無い奴等はいるか?」

"俺も" "俺もだ" "あの人に剣は向けれない"

「フム、まぁほとんどが嫌か。まぁ良いだろう!殺る気のある奴等だけ着いてきてくれ!後の奴等は好きにしてくれ。」


「なぁ二郎さんよ、助けて貰ってこんな事は言いたかないがあんたも辞めてはどうだ?」

「何で?」

「数を見て見ろ!あんたに着いて行こうって戦士は、30人って所だろう。相手のアレンさんは数百人、数が違い過ぎる!悪い事は言わない辞めといたほうが良い。」

「クックックッアッハッハッハ!此処まで腐ってるとは流石に思わなかったぜ!云いか良く聞け!男が一旦引き受けた仕事を数が少ないとか相手の数が多いとかそんな下らない理屈でご破算にしよう何て野郎は、世間がどう思おうが俺に云わせりゃただの卑怯者だ!玉無しの言い訳なんだよ!少なくとも俺はそんな奴を戦士とは認めない!」

"お前達はずっと下向いて生きていきな!"




「若様、どうやら街から我々を討伐する為に傭兵が出てきた様です。」

「数は?」

「それがたった30人らしいのです。」

「ワッハッハッハたったそれだけか?若様その様な雑魚共私は斬って参りましょう!」

「嫌々それなら私が!」


「待て!率いてる者の名前は判かるか?」

「確か二郎とか云う蛮族です。」

「おい!それは酒場で若様に無礼な口を聞いた馬鹿ではないか!」

「何と!あの時の蛮族か!」

「益々許せん!若様お命じ下さい!」


そうか、彼奴が来たか。

「全員で撃って出る!急ぎ戦支度を整えろ!あの男を甘く見るな!」

"ハ!"




「糞!好き勝手ほざきやがって!」

「俺達が戦士じゃないと抜かしやがった!」

「例え助けられたとしてもあの様な物言いひ許せん!」


「でも本当に云いのか?」

「命の恩人を死地に行かせて?」


「止めても行くと云うのだ仕方無かろう!」


「失礼する。私はカルーと言います。皆さん本当に此で良いのですか?」


「何だ!あんたは関係無い奴は黙っていて貰おうか!」

「私は前に二郎さんに命を助けて貰った事が在ります。まぁ二郎さんの方は全く覚えて居ませんでしたが。」


「何が言いたいんだね?」

「二郎さんは貴方に恩を着せる様な人ではありません。しかし私はそれでも恩を返したい!お願いです!二郎さんを助けて下さい!あの人は貴方達を助ける為に奴隷商の依頼を受けたのです。そして一旦依頼を引き受けた以上は決して退きません。私に戦の事は分かりませんが、それでも二郎さんが不利な事は分かります。お願いです。」


「ちっ!筋の通らない事はしないってか?」

「腹立だしいガキだぜ!」

「此のままじゃあ本当に一生お天頭さんを拝め無く成りそうだ!」

「じゃあアレンさんに剣を向けるのかよ!」

「冗談じゃない!」

「俺は御免だ!」

「だがこの勝負から逃げちゃ成るまい。」

「キッチリ見届ける!」

「行くか。俺達の希望と命の恩人の戦いを見に。」

「男見物かい!しかし下手に近づきゃ巻き込まれるぜ?」

「其んときゃその時だ!斬って来られりゃやり返すだけの事よ!」

"よっしゃ! 皆、行こうぜ!"

"オオヨ"




「頭!この先の川原で敵が待ち構えて居やがる。」

「ほう!そいつは親切な事だ!向さんの足取りを追わなくてすむ!それじゃ有り難く行かせて貰おうかね!」


「よう、二郎ちゃんまた会ったな。」

「あぁ、あんたがアレンさんだったのかい!この前は済まなかったね。」

「なぁに気にするなよ、所で今日は何の用だね。」

「何の用はご挨拶だな、何ねちょいと盗賊討伐の依頼を受けた者でね。」

「そうかい!そいつは残念だがまぁ仕様がないね。」

「全くだ!何て云うか?まぁ渡世の義理って奴さ。」

"それじゃそろそろ始めますか。"


"突撃! 敵は少数だ!囲んで根伐りにしろ!"


"突撃!回りは一切気にするな!狙いはアレンただ一人、死ぬまで戦え!死んでも殺せ!"


"ウオォォォォォォ" "ぶっ殺せぇぇぇぇぇ"


斬る、突く、殴る、へし折る、そして突き刺す、

何度も何度も繰り返し目の前の敵を倒す。1人倒せば直ぐに新手が現れ、何時の間にか周りは全て敵になっていた。


「馬鹿め!若様の手を煩わせおって!囲んで殺せ!」

「アッハッハッハ!好都合なのは此方の方だ!周りを気にせず、思いっ切り槍が振るえるってもんだ!」

「黙れ!強がりも其処までだ!死ね!」

「殺れる者なら殺って見ろ!てめぇ等、纏めて全殺しだ!」


こう云う戦いは久しぶりだ!全く余計な事を考えずに暴れるってのは良いもんだ!

"ヒィッヒィヒィヒィャッハ〜"


"何だ?"

"こいつは?"

"この状況で笑ってやがる!"

"糞蛮族が狂ってやがる!"

"此のままじゃ本当に此方が負けるんじゃないのか?"

「弓だ!弓を持ってこい!相手は蛮族だ!構わん射殺せ!」



「見えるか?」

「あぁ見える。」

「立派な氏族の戦士の戦い方だ。」

「俺達が忘れてた戦い方だ。」

「あれほどの戦士が弓で殺されるのをただ見て居るのか?」

「アレンさんには恨みはないが、これ以上は見て居られん!」

「では行くかね!」

"ウオォォォォォォ"



"何だ!一体何が?"

"あれを見ろ!"

"畜生敵の援軍だ!"

"今まで隠れてたのか?"

"今度は此方が囲まれてしまうぞ"

"若様!"

"此のままでは!"

"お退き下さい!"

「たわけが!敵が来たなら打ち滅ぼすだけの事!急ぎ陣形を立て直せ!無秩序に退けばそれこそ奴等に食われるだけぞ!」


「オイオイ、せっかく此処までたどり着いたんだ、もう少し遊んで逝けよ。」

「その傷でまだ生きてるか?」

「丈夫なのが取り柄です。」

「ふざけた男だ。嫌いではないがな、時間が無い悪いがさっさと死んで貰うぞ。」

「ガタガタ言ってないでさっさと来いや!一騎駆けに一騎討ちこれぞ戦士の闘いだ!」

「面白い!蛮族が騎士のごとき者を言う!受けて立つ!私が二郎を殺す!他の者はこの戦いの邪魔をさせるな!」


"ウオォォォォォォ"

アレンの突撃に合わせてぼろぼろの状態が嘘の様に一呼吸で3回の突きを放つ。

しかしアレンは突撃の足を止める事無く総ての突きを捌き、一挙に剣を上段から斬り伏せる!

一瞬で間合いを詰められながらも、何とか槍を翳して避けたと見えた瞬間二郎は槍ごと、真っ二つに斬られた!


"殺られた!"

誰もが二郎が斬られたと思った!

事実二郎の兜は割れ左側こめかみから顎に掛けてパックリと刀傷が付いていた!

しかしその瞬間二郎の斬られた残りの槍がアレンの首に深々と刺さっていた。



"ウオォォォォォォ" "ギャァァァァ若様〜"


"騒ぐんじゃねぇ! アレン何が云いたい。"


「この馬鹿力め!折れた槍で刺されるとは思わなかったぞ!」

「あぁ俺も斬られたとばっかし思ったよ。」

「必殺の一撃が外されたか!」

「嫌、偶々兜でずれただけだ!そんなもんだ。」

「そんなもんか?」

「そうだ!ほんの一寸の差だよ。」

「二郎、頼みがある。」

「なんだい。」

「俺の幼なじみが奴隷にされちまって困ってんだ・・・」

「あぁいいよ。」

「悪いな・・・」

「気にするな、大したこっちゃ無い。」

「・・・」


"す〜この戦は此処まで!"

"これ以上の戦いは不要である!"

"双方武器を退け!"


「貴様!アレン様の仇が!」

「ガタガタ抜かすな!戦士が納得ずくで闘った結果だ!それにアレンから頼まれ事をした。貴様達はその約束を見極める義務がある!四の五の言わずに着いて来い!」






「ギルドまでご足労お掛けします。バシーレさん。」

「二郎さん、貴方なら殺ってくれると思ってましたよ!それでお怪我の方は?」

「ありがとうございます。怪我の方はすっかり神官様に治して頂きました。」

「そうですか?しかしその顔の傷は?」

「あぁ、ある男との約束が済むまでは此のままにしてます。」

「はぁ左様で。まぁとにかくこの度はありがとうございました。」

「では依頼は完了と云う事で宜しいですか?」

「結構です。確かに依頼は達成されました。」

「では奴隷の解放ですが。」

「ええ、今私の所に居る蛮族奴隷は10人です。どうぞお連れ下さい。」

「確かバシーレさんの所には100人以上の氏族の戦士が居たかと?」

「前は居たのですが他の商人が是非売ってくれと言うものですから!」

「それで売ったと?」

「ええ、ええそうなんですよ。ですので残りの奴隷はどうぞお持ち下さい。」

「なるほど、それがバシーレさんのやり方ですか。」

「おや?何かご不満ですか?私は何か契約違反でも致しましたか?私は契約に基づいて行動したまでです。何人奴隷を渡す等と書いた覚えてはありませんからね。文句が在るなら契約書をキチンと見なかったご自身を恨むのですな。」

「嫌、別に恨んだりシナイヨ?此方も契約に則って頂く物を頂くだけだから。」


"バンッ!"

「バッバシーレ様大変です!」

「何です、騒がしい!」

「街中の奴隷の首輪が傭兵によって外されてます!」

「なっ!何ですか?一体何が起きて居るのですか!」

「あぁうちの若い者とアレンの所の兵隊が街に居る奴隷商人から奴隷を解放してるんですよ。」

「なっなっなっ!何を考えてる!すっすぐに止めさせろ!」

「何で?俺は契約に従って行動してるだけだぜ?そうですよねギルマス。」

「あぁ確かに契約に書いてある通りだ!」

「ふざけるな!そんな馬鹿な事があるか!」

「嫌々、間違いない契約には依頼達成と共に街のの奴隷を解放すると書いてある。」

「そっそんな馬鹿な!」

「蛮族と馬鹿にしないで契約書はしっかり読むべきだったな!」

「クルーガー!貴様か!貴様が妙な入れ知恵をしたのか!許せん!絶対に許さんぞ!」

「許すも何もあんたは他の商人の支払いを気にした方が良いんじゃないか?なんせこの街に居る総ての奴隷の代金を支払うんだ。まぁ俺なら殺される前に逃げるね!」

"キッキッキッ貴様〜"

「あぁもう遅いか?」

"バタン"

「バシーレさんあんたは一体何をして呉れたんだ!」

「この責任は取って貰うぞ!」

「待て!待ってくれ!違う!違うんだ!」

「おい!ギルド内で騒ぐな!他所で殺ってくれ!」

"違う待って待って下さい止めて止めてくれ〜"



「本当に良くやりましたね!二郎君」

「ギルマス、ありがとうございました。何とか、形に纏まったのはギルマスのお知恵のお陰です。」

「嫌!最後まで諦めずに闘った結果です。本当に頑張りましたね!此で一段落ですね。」

「いいえ、まだやらなきゃ為らない事が在ります。」

「それは?」

"コンコン 失礼します"

「頭!見つかりました!」

「おう!今行く!ではギルマス失礼します。」



「で、アレンの思い人は何処にいた!」

「それがバシーレの野郎が妾にでもしようとしてたらしくあの野郎の屋敷に居ました。今こっちに連れて来ます。」

「気の利かない奴等だ!何も引っ張って連れて来なくともこっちから出向くのが、筋ッてもんだろう!たくっ仕様の無い!見な!さっきまでのお天気が一気に曇りだして来やがった。アレンの野郎があの世で角出して怒ってら!」


「頭!連れて来ました!此方がアレン様の幼なじみ、クラリス様です。」


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


うっ美しいこっこんなに綺麗な人って本当に居るの、

ドキッ!ドキッ!ドキドキドキドキ・・・・何なのこの感じ?コレがもしかして、恋!本当に雷に撃たれたみたい!アレンちゃん僕ちゃん幸せに成ります!


"ピカッ!ドーン "

あぁもう意識が飛んじゃう!

"ギャァァァァ〜"

"頭に雷が落ちた〜!"

"誰か神官呼んで来い〜!"

"頭〜!死ぬな〜!"


後にこの事を雷神アレンの怒りと人々が言ったとか言わなかったとか・・・






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