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何だコイツ

「は〜るばる来たぜエルミナ〜!」

「二郎さんテンション高めですね!」

「それはそうですよ!東ローランド出てから半年、やっと目的を果たせそうなんです、そらテンションも上がりますって!」

「私も二郎さんのお手伝いが出来て嬉しい限りです。」

「ありがとうカルーさん。しかしカタヴィさんの命令とは言え、初めて会った俺に何でそんなに親身にしてくれるんですか?」

「実は二郎さんと旅するのは初めてじゃ無いんです。」

"???"

「ふふふっ二郎さんは覚えてらっしゃらないですよね。実は私、二郎さんに命を助けて貰ってます。」

"???"

「二郎さんが護衛依頼でベレズマから隣街まで行かれた時に私も同じようにカタヴィ商会の馬車で輸送任務に着いていました。あの時二郎さんが音頭をとって山賊共を退治して呉れたから、私は今こうして生きていられます。」

「ヘェ〜そうでしたか〜ん?カタヴィ商会?」

「あれ?二郎さんご存知ありませんでしたか。カタヴィさんは複数の都市国家に店を構える商人なのですよ。」

「そんなん今初めて聞いたし。」

「はぁ、都市国家ではカタヴィ様の名前はけっこう知られているんですよ、カタヴィ様が領主であるお親上様に反対されながら、商人の娘と駆け落ちする話・・・有名ですよ。」

「都市国家の人間じゃ無いし、村人だし!」



「頭、そろそろ街に着きやす!」

「おうっ!それじゃあ気合い入れて奴隷市場に行くか!」

「二郎さん待って下さい。先ずは宿を抑えましょう。」

「宿ですか?」

「はい。(大勢の戦士)購入してからでは色々面倒な事になると思います。」

「確かに(姫様)購入してから、ばたばたしてたらみっともないですね!」

「頭、しっかり場所を確保してから行くのは良いとして、(蛮族の仲間達)開放された祝いに酒の1つも振る舞いたい所ですね!」

「良い事言った!確かに(姫様)心を開くにはそう云うのも大事だ!やっぱりお高い酒とか買っとく?」

「嫌々、(同胞)質より量でしょう!」

「そうか?そう云う者なの?」

「頭、その辺の事はあっしらにお任せ下さい。」

まぁ俺経験無いし、此処は大人の人々にお任せしちゃうか?

「よし!この際俺はまな板の上の鯉だ!野郎共任せたぜ!」

「オォォ!任されやした!」

「フフフ、では私は宿が決まり次第、奴隷商人に声を掛けて宿に来る様に頼んできます。」

「えっ!そんな事出来るの!」

「ええ。こう云う(数百人)大口の取引は競りを通さないでおこなわれます。」

「成る程!判りました。その辺の事はカルーさんに全てお任せします。」

「はい!では二郎さんは宿で休憩して居て下さい。」




しかし休憩って云われてもこうしてベットでゴロゴロしてると・・・キャッ恥ずかしい!

ダメだ此のままでは18禁になってしまう。下の飲み屋にでも行って1杯引っかけでこよう。


「いらっしゃ〜い、ご注文よろしいですか?」

「取りあえず生、後は適当に見繕って、持ってきて!」

「は〜い!かしこまりました!生一丁お願いしま〜す!」


"ングングング、プッハ〜"

あ〜旨い。此の1杯の為に生きてます。・・・ヤバイ何かアル中の父ちゃんと同じ事言ってる。

「でぇ、何かようかい兄ちゃん。」

「兄ちゃんはご挨拶だな!俺の名はアレン、お前さんが二郎ちゃんだろ。」

「だったらどうするね?」

「そんなに怖い顔するなよ!別に捕って食おうってんじゃないんだ!ただな、ちぃとばっかし聞かせて欲しい事が有るんだ。」

「断る!」

「オイオイ、まだ話してすらいないのにそれは無いだろう!」

「刃物呑んでなきゃ話も出来ない様な野郎の話を聞いてやる義理はない。出直しな!」

"こ奴!若様に無礼な!" "この蛮族が頭に乗りおって!" "この蛮族を斬れとお命じ下さい" "若様!"

「お付きは四人かい。」

「まったく困った奴等だ!簡単に挑発に乗りおって、まぁいい、また会う事もあるだろう、ただ1つだけ忠告しておく。貴様がどんな奴隷を買おうと構わんが、ただ1人姫様にだけは手を出すな!」

"行くぞ!"



何だってんだ、奴等言いたい事だけベラベラ喋りやがって!

姫様買いにきて買わずに帰れるか!

それにしても、あの野郎強いな、酔いが飛んじまったぜ。

「お姉ちゃんビールもう1杯持ってきて!大至急!」


「若様、あの様な無礼者おっしゃって頂ければ今からでも戻って叩っ斬って参ります!」

「やめとけ、殺されるのが落ちだ。」

「失礼ですが、それは無いかと?」

「あの蛮族、剣も持たずにあの様に無防備に酒をかっ食らって、おりました。」

「完全に油断し切ってます。あれなら殺り損なう事など万に1つもありません。」


「野生の獣は必要以上に緊張はしないものさ、まぁこの私が殺って五分五分だろうね。」




「頭!カルーさんが戻って参りましたよ。どうかしたんですか?」

「いや、何でもないよ!」









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