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二郎ちゃん貞操の危機

砦の勤務について早くも1ヶ月、最近は西の氏族の皆様とも馴染んで参りました。

しかし暇だよ!ヒ・マ・です!

お客様扱いなのか何にも殺る事もない!

目の前で戦ってるのに前線出ちゃ駄目だなんて、

でも砦を出ちゃ流石に不味い、空気の読める男、それが二郎!

でもヒマ!それに・・・


「二郎君、さぁ勉強の時間ですぞ!」

"出た!"

「カフジさん!お腹痛いの!何か急に痛い!今日は何か無理かも?」

"ハハハハッ"

「その様な、言い訳は聞きませんぞ!」

「言い訳じゃ無いよ!何か痛いの?」

「ハイハイ、二郎君は戦場でもそんな事を言うのデスカナ?」

「戦場では言わないけど・・・」

「そうでしょう!勉強も大事な戦です。頑張りましょう。」

うぅぅこの人悪い人じゃ無いんだけど、兎に角、勉強勉強って言うんだよな!

カフジさんは砦の司令官シルバ王子の守役で一応、役職は参謀らしい。


「カフジさんは参謀だから忙しいんじゃない?俺なんかほっとても大丈夫だし!」

「ご安心して下さい。参謀等と言っても実際には王子の側に居るだけです。60を越えてまた教育に携われるとは、さぁさぁ行きますよ!」


「う〜、は〜い、」


「返事はハイ!です。伸ばさない!」

「はぃ、」

「声が小さい!」

「ハイ!」


悪い人じゃ無いんだけどな〜



「はい、今日の書き取りは此処までにしましょう、次に地理のお勉強をします。」


ありがたい、正直、文字の書き取りと計算ばっかりやってると心が折れる。


「さて?この前は何処まで話しましたかな?」

「砦の南には別の国があるって!」

「そうそう、この砦の南西には、都市同盟が在ります。」


「都市同盟とは1つの都市が、1つの国として存在し、尚且複数の都市が同盟を結び合って成立している国々です。

政治形態は様々で、代々の領主が務めて居る所も在れば複数の商人が合議制で、おこなってる所も在ります。

まぁ多いのは住民が選挙で、太守を選ぶそうです。」


オォ転生知識にも何となく合った様な!

思い出せ思い出せ〜 ・・・選挙面倒くさい、

・・・駄目だ、何か前世の俺ダメダメだ!


「選挙は行った方がいいと思います。」

「安心して下さい。これは他所の国の話しです。我々には関係ありません。」


「さて、今日は此くらいにしておきますか。ではまた明日、」

「ありがとうございました。」


終わった〜!あ〜ダルい、さぁ武器の練習でも混ぜても〜らおっ!




「どうだった?二郎の様子は?」

「大変素直な良い子デスナ。若様とは大違いです。」

「悪かったな、良い子じゃ無くて!で、勉強の方はどうだ。」

「やっと自分の名前が書ける様になりました。計算の方は指の数ぐらいは何とか、」


「司令官、何故あのようなガキを厚遇するのですか?」

「ザイール貴様は不満か?」

「ザイール将軍、彼は二郎です!ガキではありません。」

「失礼!ですが判りませんあのような腕っぷしだけの子供を何故!」

「腕っぷしだけのガキではないからだよ!」

"????"

「あの者が来てわずか1ヶ月で二郎は西の氏族に受け入れらている。嫌、愛されていると言ってもいい!本人は全く解ってない様だがな。」


「しかし、それにしても?」


「あの者は東西南北全ての部族の若者から慕われ可愛がられている!逆にナイジェル兄上やそなたの様に毛嫌いする物も少数ながら要るがな!」

「私は別に?」

「其は二郎の持つカリスマ性が原因だ!」


"フフフッ・・・"

「それに見ろ、二郎を嫌ってると分かった瞬間からの爺の目を!二郎に何か仕様者なら容赦はせんと言う顔だ!」


「カフジ参謀私は別に!」

「判っております。失礼をいたしました。」


「本来ならば冷静沈着な爺でさえこうなのだ!他の物達も押して知るべしだよ!」


「つまり?」

つまり二郎が私を主君と仰いだら私は4氏族の王となれる、とは言えないから?

「つまり、二郎は可愛いと言う事だ!色々気に入らない事もあるだろうが、皆も多目に見てやってくれ。」

"ザワザワ" "司令官二郎が可愛いってよ" "二郎ちゃんて身長190越えてるガチムチだろ" "戦士としたらいけてるけど" "それってあれか" "砦勤務が長くなりすぎるとかかる病気か?"二郎のケツの穴が危ない!" "誰か二郎に忠告してやれよ" "無理だよ" "二郎が痔になる" "プッ笑っちゃ可哀想だよ"

"ハイッ理解しました!"





ここ最近、皆の扱いが可笑しい?それまでも皆優しかったが最近は・・・

「二郎君、おはよう!」

「おはようございます、ザイール将軍!」

「ハハハそんな固くならずに、将軍等と言わずにただザイールと呼んでくれ!」

「はぁ。」


絶対可笑しい!今まで録に喋った事無い将軍まで!

これは、あれか、処刑の前には優しくする的な!


宣言どおり降りかかる火の粉は叩きます!


とは言え流石に、いきなり暴れたら不味いので調査から!


調査その1、カフジ参謀

「カフジ先生最近皆が優しいんですけど?」

「それは良かったですね!」


調査その2、 最近一緒に稽古する若い衆

「皆何か隠して無い?」

「かっ、隠して無いよ!」

「俺ら氏族は違くても仲間じゃね?隠し事とか悲しくね!」

・・・「俺から聞いたって、絶対言うなよ!」

「言わね〜し!絶対言わね〜し!」


"ゴニョゴニョ ! ウソッ! ゴニョゴニョ ! マジ! ゴニョゴニョ ガクガクブルブル"


オォ神よ!まさか、司令官が俺のケツを狙ってるなんて!

まさか俺の美しさにKOされて居たとは、美しさは罪みたいな。

一体どうしたのらいいんだ?それなりにソッチの趣味はない事を伝えなければ!


「二郎ちゃん行たいた!ちょっと話が・・・」

"ヒィ司令官"

ス〜"助〜け〜て〜犯〜さ〜れ〜る〜嫌〜た〜べ〜ら〜れ〜る〜!"


"えっ!"

「二郎ちゃん何を言ってるの!」


"なんだ!なんだ!"

"おいっあれ!"

"司令官とうとう"

"マジかよ!"

"誰か参謀呼んでこい!"


"えっえっえっ?"

"若!"

「いくら二郎君にご執心とは言え、犯って良い事と悪い事が御座います!爺は爺はその様にご教育した覚えはございません!」

「イヤイヤ!ちょっと待って!違うぞ!違うから!」


"ビェ〜ン"

「カフジざ〜ん!ごわがっだよ〜!」

「それがしが来たからにはもう安心ですぞ!」


「嫌、爺、ちょっと待って!」

「だまらっしゃい!

これだけの人々に見られてまだ知らを切るおつもりか!

まさか独身を通して居られる理由が、少年愛者だったとは!

今回の事は父王様にご報告致します!」


"違うから〜!誤解だから〜!どうしてこうなった〜!"


誤解が解けたのはこの日から10日後の事でした。

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