冤罪そして旅立ち
今、1人の若者が無実の罪で裁かれようとしている。
その若者の名前は、二郎、俺である!
朝、目覚めると何故か、縛り上げられているって事良くあるよね!
・・・無いわ!
「おはよう、二郎ちゃん。」
「おはようございます、村長。」
「と言う事で、二郎ちゃんには族長の街で修行と反省の日々を送って貰う。」
「何が、と言う事なのか、サッパリ解らん!」
「聞いて無かったのかい!」
「それが寝起きで簀巻きにされている人に対して言う言葉か?」
「だから二郎ちゃんが、今回やらかした事に対する判決じゃよ。」
「俺が一体何をした!あれか、美しさが罪的な何かか?」
「別に美しく無いから安心せい。」
「爺、目が?・・・」
「左右共に2.0じゃ。」
「とうとうボケたか・・・」
「ボケとりゃせんわい!」
"村長、話がズレてます"
「うむ、二郎ちゃんよ、今回ゴールデンフォックスが村を襲い暴れた件、思い当たる事は無いかな?」
"プイ"
「これと言って御座いません。」
「目を、おもいっきり逸らして言うな!」
「冤罪だ〜今この村で冤罪事件が起ころうとしていま〜す!」
「イヤイヤ!どっからどう見ても犯人は二郎ちゃんじゃよ。」
「ふざけるな!証拠も無く人を犯人扱いしやがって!証拠出せ!証拠!」
「しょうがないの、証人その1」
「モヒ子さんや、そのゴールデンフォックスのコートは、何処で手に入れたのじゃな?」
「この毛皮は二郎ちゃんから、どうしても貰って呉れと言われてしょうがなく戴きました。」
「裁判長!証人は明らかな嘘を言ってます!」
"ギロッ"
「裁判長見て!あの証人の目、物すっごい睨んでる!良く見て!」
「被告人は、勝手に喋らない、証人その2」
「モヒ太郎君、今君が着ている金色のコートはどうしたのかね?」
「妻が弟の太郎から貰った物です。」
「やって無いし!カツアゲだし!」
"ギロッ"
「睨んだって怖く無いんじゃチビッ子が!」
「被告人はチビの事をチビと言わない!そして証人は一々泣かない!」
「裁判長!証人の証言は単なる又聞きに過ぎません!」
「は〜、面倒くさいの〜、証人その3と4」
「二郎の母ちゃんと秋子ちゃんや、そのコートと手袋はどうしたのかな?」
「二郎から貰った毛皮で作りました。バ〜ブ。」
「二郎ちゃんや、まさか母親と可愛い妹を嘘つき呼ばわりは、せんじゃろうのう?」
「母ちゃんは兎も角、秋子を嘘つき呼ばわりはせん!」
「コラッ二郎!母ちゃんはともかくとはなんだ!あたしゃそんな子に育てた覚えはないよ!」
「証人は落ちついて!」
「これ等の事から今回の事件は二郎ちゃんによる乱獲によって親狐が怒った事が原因と思われる。よって被告人二郎は一年間の間、村から追放としその身柄を族長に預ける者とする。被告人は理解しましたか?」
「なるほど、だが断る!」
「アレクやれ!」
"ゴンッ!"
「二郎ちゃんゴメンネ〜!チョットの間寝ててネ〜」
"ふんっ!"
「アレクさん!俺はこの2年間、伊達に鍛えて来た訳じゃ・・・」
"ボコッ、メキッ、グシャ、ドスッ、"
"バタッビクッビクッ!"
「フ〜二郎ちゃん頑丈だからアレク困っチャウ!」
「まぁ死んどらんじゃろ、此のまま、街に連れて行っちまお。」
「此にて閉廷!」
こうして俺は、村を追放になった!
"秋子〜兄ちゃんの事を忘れないで居ておくれ〜"
「バ〜ブ〜」




