初陣1
大陸中央部国境付近
うっすらと霧のかかった川原で数百人の戦士たちがにらみ合い怒鳴り合う。
片や整然と並び装備も整えられた戦士たち。
もう片方は明らかに相手から剥ぎ取ったと想われる甲冑と毛皮の戦士たち。
今まさに戦が始まろうとしていた。
盾を叩け! 雄叫びを上げろ〜!
"ガンッガンッガンッガンッガンッガンッガンッ"
"殺せ〜亜人共をぶっ殺せ〜!"
「ヨーシよし! いいかガキ共お前らは正面のゴブリン共にぶつかってけ!」
「ウォォ〜!」
「刃物は下手に振り回すなてめえでてめえ傷つけるのがオチだ!」
「ウォォ〜!」
「余計な事は何も考えずに体ごとぶつかってけ体ごと!」
「ウォォ〜!」
「突撃の合図がありしだい突っ込んでけ!」
「ウォォ〜!」
"ドンッドンッドンッ突撃〜! 突撃だ〜!"
「ほら行け〜!」
"ウォォォ〜!"
「うおっしゃ〜初陣キタ〜!
全殺しだコイツら!」
"ヒャッハ〜!"
ヨッシャッ!他の奴等押し退けて上手いこと先頭を取れた!止まるな〜ここで一発かますぞ!
"一番乗り!一番乗り!ヒャッハ〜!"
オラオラどいつが俺と殺り合う敵だ!誰でもいいから掛かってこいや!
取り敢えず俺の前に居るのは、足軽ルックのゴブリンか、ま・ず・は!
「お前だ〜!」
ナイフを腰だめに持ち頭から突っ込むと、
アレッ?
この馬鹿、目〜反らしたよ?目〜反らして槍で突いて当てれるのかよ!
クックックッそんなお馬鹿さんにはこうだ!
俺は槍を避けてそのまま身体事ぶつかると、上手い具合にゴブリンの上に乗っかる事が出来た。
「う〜ん。ナイスマウントポジション!」
(ヤメテ!やめて下さい!殺さないで!)
「お断りします。」
"ドス!ドス!ドス!"
"ギャャャ〜"
ア〜レ?
ナニ驚いてるの?
刺されないとでも思ったの?
戦の最中に?
う〜ん? まあいいや! え〜と次の相手は・・・
"ゴン!"
"キュ〜"
"パタン"
後に戦士として周辺国に名を轟かす(かも知れない)東の氏族ロバ村ゴンザレスの息子二郎12才春、これが初陣でした。
短すぎてすいません。
次からはもう少しマシになります。多分?




