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1st 1-2 家族会議?

短いですよ~。

「ただいま。」

「ただいまですよ~。」

 お父さん達が帰って来た!

 私は料理の手を止めお母さん達を出迎える。

「お帰りなさい。今日はシチューだよー!」


 身長が190cmはありそうな爽やかイケメンの大男。

 これ、私達の親なんだぜ?ビックリでしょ?

 ぱっと見30代後半のこの人、今年で45歳だったはず。


 一方、身長が140cm程の小さな少女。

 これ、私達の親なんだぜ?ビックリでしょ?(2回目)

 顔は、見ていてほっこり和む愛らしい少女。

 年齢は乙女の秘密らしい。なぜか語尾に「です」を付けるのが特徴。理由は敬語が苦手だからだそうですよ?

 私こと紅陽あかひは父親似。

 愛する弟藍夜あいや君は母親似。


 ここんとこ逆だったら良かったのに…。


 だって藍夜君の方が可愛いもん。


「今日は紅陽が料理当番か?悪いな。」

「いやいやそんなこと。」

 お父さん達は、Fres choice onlineの製作者で、かれこれ5年間の内は何週間も帰ってくることが無かったりしたので、私達姉弟はお隣さんから料理を教わった。

「楽しみです。

私は藍夜君を呼んでくるです。」

「俺は食器でも出してるよ。」

「おねがーい。」


   ***

「「「いただきます」」」

「い、いただきます。」

 今日の晩ごはんはシチューだった。姉さんの作った料理は全部美味しい。

「藍夜君、ゲームはどんな感じだった?」

「ま、まだキャラメイクだけだから、なんとも……。」

「なんだ?ゲーム始めたのか?!」

「私達が色々と押しても引いても微動だにしなかったあの藍夜が!?です!」

「精神科の医者に「このままだと動く植物人間になる可能性があります。」と言わせた、あの藍夜がか!?」


 何か酷い。

 そんなこと言われてたのか…。

「そうなんだよ!そんな藍夜君の為に、私がゲーム会社に特効仕掛けて特注したんだから!」

「え…えぇ!」

「ああ、あれ、紅陽だったんだ。良かったな、専用機だぞ?」

 な、なにやってんの!

「良かったです。現実でも、ゲームでも、友達増やそう、です。」




3月11日ですね。


震災の被害に会った方々にご冥福を祈ります。

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