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1st 1-13 ちょっと待って

 今日は生産活動の公共施設にやって来ました。

 スライムですよ。スライムですよ!

 スライム狩りをしたお陰でスライムゼリーは大量にあるし、スライムの核になる魔石と言うアイテムもゴブリン相手に剥げてます。


「ふ~ん♪ふふ~ん♪」


 僕、テンション上がってます。

 スライム可愛い、沢山作って囲まれたい。


 さて、気を取り直して。

 スライム作り開始ですよ!


1.スライムゼリーを五個煮る。

2.溶けたら魔石を入れる。

3.錬金術の凝縮でもう一度ゼリーにする。

4.1~3を適度な大きさになるまで続ける。

5.スライム(置物)が出来る。

6.ゾンビになる筈の魂をスライム(置物)に選択してスライム(魔物)にする。

7.名前を付けて完成。


   ***

Name.プニ   Lv.1

錬金スライム

Nature.―


HP:20  MP:21

STR:8

VIT:9

INT:11

AGI:4

EXT:4

LUC:2


スキル

体当たりLv.1 吸収Lv.1 消化Lv.1 水魔法Lv.1 物理抵抗(中)

   ***


 普通のスライムさんじゃなかった。

 魔法の使えるスーパースライムさんでした。

 確かに錬金術で作ったけども、錬金スライムって安直じゃあ無いですか?何で水魔法使えるの?


 まあいいや、新たな癒しが増えたのです。良しとします!


 その後、スライムゼリーが尽きるまでスライム作りに励んだ。失敗したこともあったけど、最終的に10体作れた。作ったスライムはテイム扱いされるらしく、調教士のレベルが上がってた!手持ちの石英は一応足りた。

 石英って宝石なのか?

 うん、突っ込んじゃいけない。折角ジオさんに安価で沢山買ったんだし、気にしない気にしない。

 このスライムさん達は全員水魔法が使えるみたいですが、これは他の属性の魔法も使わせることも出来るのかな?いずれ実験したいものです。


<フレンドからメールが送られました。>


「ふぁああ!!?」


 び、びびびびびビックリした!?

 ふ、フレンド?メール?誰から?確認してみるとジオさんからでした。


<件名:ローブの強化終わったよ!

 本文:ジオです。ゴブリンメイジのローブの魔改造が終わったよ!取りにおいでよ!昨日と同じ所に居るから!待ってまーす!>


 魔改造って言ってる辺り、やっぱり信用ならないんだけど?

 よし、一旦錬金術は切り上げて受け取りに行こう。どんな感じになってるかな?かっこいいのになってると嬉しいけど…?


   ***

「やあ、来たね。」

「はい、来ましたよ。」

「いや~、良いものが出来たよ!ありがとね!」

「いえ…こちらこそ、ありがとうございます。」

「はい、預かってたローブだよ。」

   ***

ゴブリンローブ  作成者:ジオ

STR+15 VIT+20 INT+20 AGI-5 耐久1500/1500

効果:MP+10%

ゴブリンメイジのローブを改造したローブ。縫い目を少し弄ったお陰で本来の性能を引き出し自らを鼓舞する。まだまだ改造の余地がある。

カスタム:内側にロックビーストの皮膜を貼り付けて、少し重くなったが防御力を上げている。

   ***

「!?!?!?」

「えー、そんなにびっくりするかなー?」


 思わずジオさんを二度見しました!あれ、前はVITの所は5とかだったんですが?!僕には勿体ない代物ですよ!ボロボロだったローブは見る影も無く、全体的に黒っぽい緑色になってます。内側は少し赤っぽい色の革になってる。ロックビーストとか言うモンスターの素材みたいだ。いずれゾンビにしたい、いやする、絶対する。と言うかこれは僕が使っていいのかな?!


「あの、やっぱりお金を…」

「えー?良いよ別に、気にしなくて、説明にもあるようにまだまだ改造の余地があるんだよ。今はまだレベルも素材も足りないからね、その程度のしかできなかったけど。」

「そ、その程度って……。」

「まあでも、今出回ってるローブ系の装備だったら一、二を争えるよ。」

「そ、そうですか…凄いですね…。」

「んー、そうかな?やっぱりボスの素材が欲しいよ。東のボスの虫の羽とか、装飾が乏しいから南に行って鉄とか取りに行きたいけどねー。」

「そうなんですか?」

「そうなんだよ!βの時はここから三つ位先まで行ったんだけど、そこにあった金属とか宝石とかモンスターのレア素材とか色々使ってそのローブを弄りたいよ!」

「ローブに金属使うんですか?」

「勿論!VITを上げる為に肘あてにしたり金属でしか出来ない装飾の仕方もあるからね!宝石も、ボタンにしたり女性に多かったけど、宝石をそのまま縫い付けるとかしたよ?そしたらたまたま違う効果が出てきたりしたね~!モンスターのレア素材で言えば影猫の毛皮とか海に出た刃並鮫の革とか人喰い鳥の羽根で織った布とか、それはもう沢山の素材とアイデアと技術があった!」

「じ、ジンベイザメ?人喰い鳥?」

「嗚呼、早くあの頃の素材達を使いたい!今、溢れるアイデアを実現したい!リアルで調べた技術を使いたい!君のローブを原型が無くなる位改造し尽くしたい!未知の素材で新たな物を作りたい!リアルじゃ実現しない武器を作りたい防具を造りたい道具を創りたい!!嗚呼、早く速くはやくハヤク、弄りたい創りたい改造したい実験したい結果を知りたい突き詰めたい極めたい楽しみたい見たい触れたい壊したい崩したい―――――――――」



「ふぇ……怖い…。」


 すぐにジャックさんに連絡した。

自分のボキャブラリーが足りない。


辞書さん、今日もよろしくお願いいたします。


辞書さん「お給料は出ますか?」


………………………。

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