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しあわせな話  作者: 正騎
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プロローグ



 ある大学の研究室では、白衣を着た白髪交じりの七三分けの男が、メガネをかけ、実験器具の試験管を左手に持って眺めていた。


「……」


 無言のまま、男は試験管を眺めている。すると大声で、その実験室に入ってくる男がいた。


「博士、完成しましたよ!」


 まだ若い、黒髪ツイストパーマの男が、大声で、実験室にいる博士に話しかけている。若い男は博士と同じ、白衣を着ている。


「成功したのか!」


 博士と呼ばれた白髪交じりの男は、うれしさを顔に出して若い男に尋ねる。若い男は頷く。


「はい!」


 物凄く嬉しそうに、うんうんと頷いている。


「よし、それじゃあ見せろ!」


 白髪の男は、嬉々としてその男を促した。


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