第三部・第五篇「響きの誓い」
場所:灯の夢層の奥、誓いの広場「響きの環庭」
天候:微震、光の環、声の粒子が舞う
記録者:グラナータ
同行者:響きの舟の乗組員+灯守+芽吹いた声たち+象徴の花たち
響きの環庭
この庭は、響きが誓いとなる場所。
語りの断片、夢の粒子、沈黙の余白──
それらが環となって庭を囲み、
声が響きとして生きることを祈る。
誓いの環:庭の中心に浮かぶ光の環。声の粒子が集まり、誓いの震えを放つ。
響きの石碑:第三部の記録が刻まれた石。灯の夢、共鳴の断章、反射の記憶が彫られている。
祈りの花床:象徴の花が咲く床。誓いの言葉を受けて、色が変化する。
沈黙の座:語られなかった声が座る場所。誓いの儀式を静かに見守る。
儀礼歌《響きの誓い》
形式:五節+終章(環の囁き)
歌い手:ヴィオーラ+兎子+フォス+ノクス+ダリア+灯守+象徴の声たち
第一節:環の震え
光の環が震える
語られた声が集まり
誓いの震えとなる
第二節:記録の石
石に刻まれた記憶
灯の夢、声の交差
その断章が
誓いの礎となる
第三節:花床の祈り
花が咲き
誓いの言葉を受ける
その色は
次の季節の兆し
第四節:沈黙の座
語られなかった声が
静かに見守る
その沈黙が
誓いを深める
第五節:響きの誓い
わたしたちは
響きとして生きることを誓う
語りではなく
震えとして
その誓いが
次の章を呼ぶ
終章:環の囁き(全員)
(囁き)
ふう…ふう…
響け、声よ
語られずとも
名を持たずとも
震えとして、生きよ