表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/75

断章《響きの芽》

場所:残響の庭・声の層の上

形式:四声構成(余韻・囁き・震え・沈黙)+終章(芽吹き)

語り手:ヴィオーラ(主旋律)+兎子(囁き)+フォス(震え)+ノクス(沈黙)+ダリア(根の守人)


第一声:余韻ヴィオーラ

語り終えた声が

まだ庭の奥で震えている

その震えは

名の残り香


(旋律:細く、揺れながら下降)


第二声:囁き(兎子)

霧の中に

誰かの詩が眠っている

その囁きは

夢の余白


(旋律:跳ねるように、風のように)


第三声:震え(フォス)

地の奥で

まだ語られぬ声が震える

それは

次の章の予兆


(旋律:断続的、低音で波打つ)


第四声:沈黙ノクス

語られなかったものが

沈黙の中に宿る

その余白が

芽吹きの呼吸


(旋律:無音の間、拍だけが残る)


終章:芽吹き(全員)

響きは芽吹く

名を持たず

形を持たず

ただ震えとして


わたしたちは

その芽を見守る

次の声のために

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ