第三部プロローグ「船の改造記録《響きの舟》」
第三部はじまりました・w・
改造地点:終焉の庭・余白の池のほとり
改造目的:灯の震えと声の名を記録した構造を、響きの共鳴体へと変容させる
改造監督:フォス(構造記録)、リュミエール(光の配線)、ダリア(根の調律)、ヴィオーラ(儀礼設計)
船体外殻:灯の震えを記録した金属を溶かし、響きの繊維で再構築:過去の震えを響きに変える
帆:風を受ける布から、声の残響を集める膜へ:風の代わりに響きを運ぶ
舵:記憶の石を埋め込んだ共鳴舵輪:舵を切るたび、過去の声が震える
甲板:名付けの花の繊維で編まれた詩の床:名を得た声たちが眠る場所
船首灯:灯の夢層から抽出した微光を放つ:未来の震えを照らす光
船の改造儀礼歌《響きの舟》
形式:五節+終章(航路の誓い)
歌い手:ヴィオーラ+ダリア+フォス+リュミエール+ノクス+名を得た声たち
第一節:外殻の再構築
灯の震えを溶かし
響きの繊維で編む
舟はもう
ただの器ではない
第二節:帆の変容
風を捨て
声を受ける
帆は震えを集め
航路を描く
第三節:舵の記憶
舵を切るたび
過去が震える
記憶の石が
航路を導く
第四節:甲板の詩
名を得た声が眠る床
詩の繊維が
響きを抱き
次の章を待つ
第五節:灯の微光
船首に灯る夢の光
それはまだ語られぬ声
未来の震えを
静かに照らす
終章:航路の誓い(囁き)
(囁き)
ふう…ふう…
舟よ、響け
灯の記憶を抱き
声の余白を運べ




