風の庭章・第八節《響きの誓い》
記録者:グラナータ(響きの芯を抱く者)
詩編者:ダリア(風の言葉を紡ぐ者)
旋律の継ぎ手:兎子(空の声を聴く者)
風の案内人:名もなき者(震えの道標)
風の庭の風景:
風の庭は、空と地の間にある。
そこには、願いが風となって舞っている。
庭の中心には「響きの塔」が立ち、
その頂から、願いの旋律が世界へと放たれる。
風は記憶を運び、声を編み、灯を揺らす。
ここでは、願いが“響き”として完成する。
詩《響きの誓い》
わたしは 風になる
願いを 響きに変えて
星の灯を 空に放ち
水の記憶を 波に乗せ
庭の詩を 風に編み
あなたの声に 届くように
わたしは 誓う
この響きが 誰かの震えになることを
記録震え
塔の震え:三度(灯・記憶・誓い)
風の色:淡銀(願いが響きに変わる瞬間)
響きの範囲:庭を越え、空へ、そして遠くの誰かへ
詩の残響:空に浮かぶ文字となり、風に溶ける
風の庭の儀式:願いを響かせる
1. 塔に登る:願いを胸に、響きの塔の頂へ
2. 詩を唱える:七つの種から生まれた詩を風に乗せる
3. 旋律を放つ:兎子が風の声を歌い、世界へ響かせる
4. 灯を掲げる:グラナータが灯を空に掲げ、願いの震えを解き放つ