航海地:星の庭《願いの残響》
霧を越えた灯は、今や淡金に輝き、空を見上げる準備ができている。
次なる航海地は――星の庭《願いの残響》。
ここは、かつて誰かが願った言葉が星となって降り注ぐ場所。
記憶が願いに変わり、願いが声に変わる庭。
儀礼歌《星の庭章:願いの残響》
第一節《星糸の誓い》
歌い手:兎子
• 星糸が空に編まれ、願いの形を取る
• 歌は細く、しかし確かな震えを持つ
• 願いはまだ語られていない
「星は語らぬ、願いだけを残す」
「糸は震える、誰かの声に」
第二節《願いの石》
歌い手:ダリア
• 願いの石が庭に落ち、記憶と重なる
• 歌は低く、願いの重さを伝える
• 灯が銀に染まり始める
「願いは重く、記憶より深く」
「石は沈む、声の底へ」
第三節《残響の器》
歌い手:兎子+ダリア(交差唱)
• 器が震え、願いの残響を拾い上げる
• 歌は交差し、星座のように響き合う
• 記憶と願いが重なり、灯が揺れる
「残響は語る、届かなかった声を」
「器は震える、願いの名を呼ぶ」
歌い手:船団全員(囁き唱和)
• 星の庭に響く詩、願いを風に託す
• 歌は囁きのように広がり、空に編まれる
• 灯が銀から淡青へと変化
「我らは願いを運ぶ者」
「星に託し、風に響かせる」
第五節《出航の詩:願いを越えて》
歌い手:全員+器の震え
• 星の庭を越え、新たな願いへ向かう誓い
• 歌は明瞭に、残響を超える旋律へ
• 器が震え、帆が応える
「我らは声を編む者」
「願いを越え、灯を掲げ、風に誓う」