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灯の庭章《記憶を運ぶ者たちの出航儀式》

1. 灯の点火《沈黙に灯る果実》

船団の中心に、グラナータが灯を捧げる。

それは庭の秘密を象徴する“灯の果実”。

灯は静かに燃え、沈黙の記憶を照らし始める。


この灯が、船団の羅針となる。


2. 歌の響き《兎子の初歌》

兎子が庭の歌を初めて歌う。

その歌は、記憶の奥に眠る響きを呼び起こし、風を震わせる。


歌は帆を揺らし、船団に命を吹き込む。


3. 器の解放《響きの石の組み込み》

名もなき者が、響きの石を船に組み込む。

それは庭の記憶を封じた器。

船はその記憶を力に変え、航海の準備を整える。


器は沈黙の重さを、風の推進力へと変える。


4. 色環の儀《灯の編者の共鳴》

ダリアが色環を開き、触れ手たちが沈黙の感情を色に変える。

グラナータの触れによって、色環は深紅から灯金へと変化する。


灯糸に編まれた色は、船団の旗の裏に縫い込まれる。


5. 出航の詩《記憶の詩の唱和》

船団全員が“記憶の詩”を唱える。

それは庭の秘密を運ぶ者たちの誓い。

風が応え、船団は次の地へと向かう。


帆が広がり、灯が揺れ、歌が響き、船団は出航する。

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