表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

王子様の百合は百合の百合



   むかしポルトガルのある都市で

   王子様が誕生した

   王様とお妃様は幸せの絶頂すぎたので

   なぜか妖精召喚して、

   王子にチートを授けようとしました。


妖精A「自動でハーレムを作るチートを授けましょう」

妖精B「全パラメータをカンストさせましょう」

妖精C「えーっと、えーっと」


   妖精Cは言葉に詰まってしまいました

   王子がチートになりすぎると

   世界が滅亡しかねないからです

   そこで考えて


妖精C「女の子が好きで好きで好きすぎる生粋のガチレズ王子様になあれ!」

王様「ファッ? ファァァァァァァ!!!!!!」

お妃「いいいいいいいやああああああああああああああああ」


   こうして王子様は可愛い女の子になりました。

   まず王子様は王様からお妃をNTRして

   実の母親をニャンニャン鳴かせて楽しみました。


   それから城のメイドたちと

   一人残らず仲良くなって

   やはりニャンニャン鳴かせて楽しみました。


   本能的にやばいと思った王様は

   床屋に扮した暗殺者を雇って

   王子様を抹殺しようとしました。


   ところが王子様にメロメロになった暗殺者は

   裏切って王様をぶちころしました

   そして王子様と百合百合して

   ニャンニャンしました


   ところがある日

   暗殺者ちゃんに自我が芽生えました

   モジモジしながら教会のシスターに相談すると


シスター「柳の下に穴を掘って、愛を叫ぶのです」

暗殺者「わかった」


   さっそく暗殺者は穴を掘って

   顔を突っ込んで全力全開で

   叫びました


暗殺者「王子様ー、大好きだー」

   「王子様ー、愛してるー」

   「王子様ー、結婚を前提に付き合ってくれー」


   すると不思議なことがおきました

   柳の木が、町中に増殖して

   王子様の声真似をして

   大音量を撒き散らしたのです


「王子様ー、大好きだー」

「王子様ー、愛してるー」

「王子様ー、結婚を前提に付き合ってくれー」


   これには暗殺者ちゃんもビックリ

   顔面真っ赤にしてあたふたし始めました

   そこに王子様がやってきて

   暗殺者ちゃんの手を握って


王子様「ありがとう。こんな真剣な叫びを聞いたのは初めてだ。ぜひ結婚を前提に付き合わせてくれ」

暗殺者「ほええええええ? あう、あうあうあー」


   こうして、王子様と暗殺者は

   ウェディングドレス姿で結婚式場で

   誓いのキスをしました


   王子様の魅了チートはすっかり大人しくなり

   暗殺者ちゃんだけをドッタンバッタン愛するようになりました。

   柳の木もいつの間にか消えていました。


   2人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ


   めでたし めでたし

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] TSにして筋肉もやめたことで、作者と読者にあったイメージの齟齬はなくなったと思います。 [気になる点] いっそのこと、百合もワンパンも捨てて、そろそろ長編など、いかがでしょう? [一言] …
[一言] うん。これはいける。 何がいいって、本来の王子さまが男で 妖精のせいで女性になってしまった。 ……ってのが今までにないから。 今までのは王子という名のお姫さまだったし。 性的なところも、サ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ