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魔法適正検査

魔法学院レヴィナント


そこは、国の名門校の1つで俺が目標にしてた学校だ。

入るには魔法適正がAランク以上は必須。

魔法適正がわかるようになるには15歳になったすぐであり、

そして今、15歳の誕生日を迎えようとしていた。


「やっと自分の適正がわかるようになるのか、この日をどれだけ楽しみにしてたことか!」


と一人で盛り上がってる中。


「元気そうだね~」

「うっ!!」


耳元で囁かれ、思わず驚いてしまった。


「今日は魔法適性がわかる日なんでしょ」

「そうだよ!ほんとびっくりしたわ」

「ごめんごめん~」


こいつは昔からの幼馴染のルナ

子供の頃はずっと遊んでた唯一無二の友達。

毎回、こうやって俺のことをからかってくるのは日常茶飯事である。


「これで落ちたらどうしてくれるの!!」

「そうなったら私のほうが上だったってことかな??」

「くそっ!先にA判定されやがって」

「ほらほら、もう時間になっちゃうよ」

「ほんとだ、もういかないと!」


急いで家を出て、ぎりぎり間に合った。


「危ね、遅れるとこだった・・・ってか、相変わらずでかいなここは、」


そこは街の中心にある大きな宮殿

メルデア宮殿と呼ばれるところであった。


「カイ君ですね、どうぞこちらにお越しください」


黒いスーツで蝶ネクタイをつけた紳士的な男の人が声をかけてきた。


「それでは魔法適正検査を始めます。」

「よろしくお願いします。」

「では、この球体に手をおいてください。」


言われたとおりに手に汗を握りながらも手を置いた。

すると、突然球体は光出して、目がくらんだ。

球体が光を出さなくなり、


「終わりましたよ。」

「どうでした?!俺Aでしたよね?!」


すると、とても軽蔑した顔で


「いいえ、あなたはFです。こんなの見たことがありません。」

「えっ?」


一瞬、思考が停止した。

自分でも何が何だかわからなくなった。

魔法適正の最低ランクはEでそれを下回るFだと・・・


「このくそじじいがFのわけねえだろ!!」


カイは無我夢中に目の前の男に殴りかかろとした。

しかし、殴ろうとした拳を捕まれ、思いっきり投げ飛ばされた。


「この私に触ろうするな下等生物が、」


分かる前までは紳士的だった人が豹変した。


「Eでも雑魚なのにFってほんと生きる価値のないゴミじゃないですか、

 もうさっさと消えてください、あなたはこれからゴミとして生きて行くんですから」


この世界ではランクがすべて、ランクが低いものは高いものに逆らうことができない。


「どうして・・・」


カイは放心状態のまま宮殿をあとにした。


家に帰ろうとすると、そこにはルナがいた。


「カイ~どうだった~やっぱAだったのかなって・・・

 どうしたのその傷!!」

「・・・」

「宮殿で何があったの?!」

「うるせえ・・・」

「え・・・?」

「俺に喋りかけんな、」

「ほんとにどうしたの??」

「だから、喋りかけんなって言ってるだろ!!」

「・・・ごめん、今日はもう帰るね・・・」


やってしまった。

全く関係ない幼馴染まで強くあたってしまった。

しかし、今はそんなの考えてる場合じゃなかった。

そんな中、一晩が過ぎた。


朝になると、何かが割れる音で目を覚ました。


「ん?朝からなんだって・・・って!」


それはまるで驚きの光景だった。

自分の家の窓ガラスが割れていて、その近くに石が置いてあった。

外を見ると、多くの人がこちらを見ていた。


「お前なんでまだこの街に残ってるんだよ」

「はやくどっかいけよ、恥さらしが」


こんな罵倒がたくさん聞こえ、さらには石を投げてきた。


「俺が街の人になにかしたか??どうして?

 俺がFだったからか?なんでそれだけで・・」

「消えろよFランクの最底辺」


自分を嘲笑うような声がたくさん聞こえる。

それでも何もできない自分にムカついた。


「俺はもう誰も信じない・・・

 こんな世界なくなってしまえ・・・」


何も持たずに走って街を出た。

このたびはご覧いただきありがとうございます!!

もしよろしければ、感想やグッド、ブックマークにしていただけると幸いです!!

それが自分の力になりますのでよろしくお願いします!!


週に2~4話投稿していこうと思うのでよろしくお願いします。

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