6話 能力測定
大変長くなりました。色々考えいたら結構時間経ってました…。
冒険者ギルドは噴水の公園のすぐ隣にあり、国に正面から入った時ちょうど城との間の距離にある。
ギルドは二階建てになっており、外装はというと木で作られており、結構丈夫そうだ。何か特殊な木があるのかもしれない。ギルドの中からは冒険者らしき人達の声が聞こえる。
現実でも冒険者は冒険者なんだなぁと再認識した。
「よし。では早速入ろうか。」
シルヴァさんにそう言われ、なんだか緊張してきた。だけど覚悟を決めて扉に手をかける。扉が少し軋んだ音を立てる。この瞬間、ギルド内が静まり返り、視線が集まるのがわかった。
(緊張するな〜)
受付までの少しの間に色んな冒険者の人を見た。明らかにモ〇ハンで言うところのG級ハ〇ターみたいな人。初心者らしき装備を身につけた3人組のパーティ。大剣を机にもたれ掛け、ビールらしき飲み物を飲んでいる人。他にも沢山の冒険者で溢れかえっていた。
あとで聞いた話だけど、他にも小さなギルトが、ちらほらあるらしい。
そんなこんなで色んな人に見られながら受付まで連行されるとシルヴァさんが受付嬢の人に事情を説明してくれているみたいだ。
事情説明が終わったのか別の部屋に案内された。その間、ギルドが大分騒然としているようにみえた。主に職員だけだか。
部屋に案内されるとさっきの受付嬢のお姉さんともう1人、貫禄のある白髪のおじさんがいた。
受付嬢のお姉さんは紫色が主体の服を着ていて、身長は僕の胸くらいしかない。茶髪のボブヘアーで可愛らしい。マスコットかな?
もう1人の貫禄のあるおじさんは顎髭の生やしてとてもダンディだ。体つきからしても昔は冒険者をしてんだろうと言うことが分かる。この人もオーラがあるなぁ
「お待たせして申し訳ありません。私はこのギルドで受付嬢をさせていただいています。フラン・テクソニアと申します。気軽にフランとお呼び下さい。そして、私の隣におられるのが当ギルドのギルド長を務めています。ガルド・ロッジです。」
「紹介に預かりましたギルド長のガルドだ。昔は冒険者をやっていたが、今はもう引退をしてこのギルドで長をやらしてもらってます。よろしく。」
そう挨拶を終えると握手をするため右手を前に出してきた。それに応えつつ
「僕は鳴瀬彼方と言います。よ、よろしくお願いします。」
「ああ!よろしくな。じゃあ早速始めてくれ。」
ガルドさんは少し後ろに控えていたフランさんに声をかけた。
「はい。では始める前に少々説明をさせていただきます。まずこの透明の水晶がカナタ様の魔法適正を示してくれる道具になります。魔法には7つ種類があり、火、水、土、風、雷、そして滅多に見掛けませんが闇と光です。上の5つはその名の通り、闇はデバフを主にした戦いを得意とします。光はその逆のバフを主にした戦いを得意とします。ここまでの説明でわからないことはありますか?」
「じゃあもし光か闇が出たら1人では戦うのは難しいってことですか?」
「いえ、そう言うわけではありません。それぞれ闇にも光にも攻撃魔法は存在するします。ですが、他の魔法にはない攻撃手段が存在するのでそちらを使い、パーティのサポートをするのが一般的になっているだけですから、1人で戦えないわけではないですよ。」
「なるほど。ありがとうございます。」
「いえ。では、続けますね。次に判別方法ですが、これは色で判別します。赤なら火属性。青なら水属性。という感じで他の属性も判断できます。あと魔法適正のない場合は水晶は無反応ですので覚えておいてください。そんなことないと思いますけどね?」
(いや、それフラグじゃね…?)とか思っている間にもまだまだ説明は続いてる。
「あとは色の濃さですね。濃かったら強い。薄かったら弱い。極端な話ですが大体こんな感じです。分からないことないですか?」
説明を終えたフランさんは首をかしげてそう聞いてきた。
「はい。大体なら大丈夫だと思います。」
「なら良かった。では、早速初めて行きましょ〜!さぁ水晶の上に手を置いてください。」
みんなに見つめられる中、手に汗を握る思いで水晶の上に手を置いた。
水晶「……。………………。」
全員「………………。……………………?」
まじでうんともすんともいわねーやんか!まさかの無反応とかある?異世界から来てんだよ?
何度も水晶に載せて離してを繰り返しているが反応無し。
「えっと…壊れてるかもしれないので別の水晶を持ってきますね?」
部屋の空気が凍る中、フランさんがそう言い別のものを持ってかてくれたが、結果は惨敗。てか全敗。
「適正がなかっただけでもう諦めるのか?まだ何もはじまってねーぞ。青年。魔法適正なんぞなくても出来ることなんて山ほどあるぞ。」
「ありがとうございます。ガルディ中佐」
中佐にそう言われ、少し気が楽になった。気がする。
「すまない。色々期待をさせすぎてしまった。謝罪させてくれ。」
「全然大丈夫ですよ!中佐も言ってましたが適正がなくたってできることは沢山あると思いますから!」
「ありがとう。そう言ってもらえると少しは気が楽だよ。ということは冒険者は諦めるのかい?」
「いえ、冒険者になります。」
確かに少し不安ではあるけど、こうするのが正解だと思うから。
「そうか。キミなら大丈夫だ。」
シルヴァさんは微笑むとそう言ってくれた。
その流れでガルドさんが1つ提案をしてくれた。
「そーなると1人は少しきついかもしれねーな。それにこちらも流石に許可は出せねぇ。だか、パーティを組むなら話は別だ。どうだい?」
「パーティですか…こんな僕とくんでくれる人いますかね?」
「それがいるんだよなぁ(笑)あいつ呼んできてくれ。」
「分かりました。ギルド長」
フランさんはそういうとギルドの広場の方に行ってしまった。
しばらくしたら1人の少女を連れて帰ってきた。
「ギルド長。お連れしましたよ。」
「おう。ありがとな。こいつの名前はアリシア。アリシア・サーレイトだ。最近冒険者になったばかりの新人だが能力に関しては天才的だ。既に魔力武装もつかえるからな。お互いに切磋琢磨して成長してれるだろうさ。」
「あの魔力武装って?」
「魔力武装ってのは簡単にいえば、武器に自分の魔力を流して纏わせる感じだな。」
「なるほど」
「さぁまずは挨拶からだ。」
「…私はアリシアよ。よろしく。」
「僕は鳴瀬彼方です。よろしくね?」
「…あなたが……。」
これがアリシアとの最初の出会いだった。
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