表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/12

ギルド ジューラ

隠し通路の構造は下に下がって上に上がるという簡単な構造だ。

しかし隠し通路につながるドアはある順番に壁のレンガを押さないといけなく、仮に一度でも押し間違えるとギルド内に連絡され、常駐の警備員と緊急時の警備員が向かうらしい。


「もうすぐ地上に出るぞ」


意外と隠し通路が長かった。

20分ぐらい歩いたんじゃないか。


「何でこんなに長いんですか」


「お前はまだ長の許可をもらってないからな。

許可があればショートカット出来るがな」


なるほど今まで通ってきた道はお客様用か。

月の光が見えた。

この階段を登れば地上だ。


「先に言っておくが長に失礼の無いように頼む」


「分かっている」


地上に出た。

目の前に広がっていたのは町だった。

街灯代わりに松明を焚いていて、人もまあまあ歩いていており、活気がある。


「何ボーッとしてんだ。さっさといくぞ」


つい立ち止まってしまった。

病院生活が長かったせいで活気のある町を見るのも久しぶりだったので気になってしまった。

男に着いていくと一つだけ大きな家、いや屋敷があった。


「ここが長の屋敷だ」


男は屋敷のドアをノックすると中から執事っぽい人が出てきた。


「これはグローン様、どうかいたしましたか」


「フィルロン様はいらっしゃるか」


「はい、おりますがそちらの方は」


「ギルドの周りをうろうろしてたのでなどっかのギルドの刺客かと思ったがギルドは何処にも属してないし、ステータスプレートすらも持ってなかったから連れてきた。多分、放浪者だろう」


「分かりました。ではお入りください」


男の人はグローンと言うのか。

グローンは執事の人に付いていき、俺はグローンの後ろを付いていった。


『応接室』と書かれた部屋のドアの前に来た。

そして執事の人がノックをして


「ご主人様、グローン様と放浪者と思われる者が参りました」


「入れ」


部屋の中から長と思われる声がした。

執事の人がドアを開けグローンと俺は部屋の中に入った。


男=グローン

長=フィルロン

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ