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ステータス

遅くなってすみません。

俺とグローンは長の屋敷から出てステータスと契約書を作りに向かった。


「急ぐぞ、早くしないと店が閉まっちまう」


そう言いグローンは急に走り出した。

俺はそれを追いかけたがグローンは異常なほど早かった。

最低でも普通の人の2倍の速さで走っていた。

約5分後グローンが急に止まった。


「着いたぞ」


目の前にはレンガで作られた店があった。

店の前には看板があり、その看板には魔道具生産と書いてあった。


「婆さんいるか」


と言いグローンが入って行ったので俺も続いて入った。

店の中は見たことのない色々な道具が置いてあった。

多分これが魔道具なのだろう。

すると奥からお婆さんが出てきた。


「誰だいこんな時間に来る奴は。あらグローンじゃないか、どうしたんだいこんな時間に何か足りないものでもあったのかい」


「いえいえ今日はこいつのステータスプレートと契約書を作りに来ました」


「そうかい。お前さん座りな」


と言われて俺は椅子に座った。

そしてお婆さんは椅子と机を持ってきて俺と向かい合う様に座った。


「お前さん名前は」


「杉田 信広です」


「スギタ ノブヒロ?何処の出身だい」


「婆さん、そいつは放浪者だから聞いても無駄だぞ」


「そうかい。ならこの水晶に触りな」


と言いお婆さんは水晶を取り出した。

俺は言われた通り水晶に触った。

すると水晶が光だし、その水晶にお婆さんは紙を一枚貼った。

そして少したつと光が消え紙が剥がれた。


「これがお前さんのステータスだよ」


と言いお前さんは紙を渡してきた。

紙には字が書いており、ステータスが書いてあった。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

スギタ・ノブヒロ

天力:生産力

Lv5

HP A MP S STR S VIT A

AGI C DEX S INT A


スキル

『風の加護 無U』 『生存力 無U』

『超生成術 生U』『超風力術式 戦1』

『重風圧 戦1』


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

まるでゲームみたいだなと思った。

そしてその横で俺のステータスを見ていたグローンが唖然としていた。


「なんだこのステータスは…化け物かよ」


グローンから急に化け物扱いされた。


「グローンさんのステータス見せて頂けますか」


「あっいいぞ、ただ俺のステータスでも結構強い方だぞ」


「ありがとうございます」


俺はグローンからステータスプレートをもらい見た。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

グローン・ルーベル

天力:戦闘力

Lv30

HP B MP C STR A VIT B

AGI B DEX C INT B


スキル

『重貫突き 戦4』 『カウンター 戦7』

『貫通斬り 戦8』 『ファイヤーボール 戦10』

『軽料理 生11』


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

俺とは違う…

そしてLvに対しての能力数値がグローンよりも高いのはおかしいと思う。


「わかったか、お前の異常さが」


「分かりました。しかし気になるのですが天力って何ですか」


「天力はねぇ、産まれた時に神から頂く力のことだよ。天力には3つの種類があってねぇ、戦闘力と生産力と知力があるんじゃ」


なるほど


「そして天力と合っている能力を使うとスキル発動効率がよく、逆に天力が合ってないとスキル発動効率が悪くなる。簡単にすると相性によってスキルが強くなったり弱くなったりするわけじゃよ」


「なるほど。あとスキルの横にあるUとか1とかは何ですか」


「これはなスキル等級じゃ、1~12までの等級がありその等級によって覚えやすさと強さが変わるのじゃ。Uに関してはユニークスキルで自分しか持っていないスキルや加護はUと表示されるんじゃよ」


「なるほど分かりやすい説明ありがとうございます」


「いいんじゃよ。さて、その紙をもらえるかな。裏でカードにしてくるから」


と言われたのでステータスの書かれたカードを渡した。

お婆さんは店の奥に入って行った。

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