2019/05/25 疑問の解消・今昔物語
異世界小説のネタとして、石灰にまつわるアレコレをまとめてみました。そして石灰と言うと、私には古い思い出が一つあります。
石灰水に息を吹き込むと白く濁る、という理科の実験。化学実験の初歩の初歩ですな。確か小学生の頃にやったような気がします。石灰水に息を吹き込むと白く濁りました〜、息の中の二酸化炭素が反応したんです〜、は〜い先生わかりました〜ってアレです。
問題はこの続きです。白く濁った所に、更に息を吹き込み続けます。どうなるか御存知でしょうか?
私はですね、もっと白くなると思ったんですよ。最終的には絵の具を溶かしたみたいに真っ白な液体になるんじゃないかと。子供の浅知恵ですよねぇ。あの頃は私も若かった…
濁った石灰水をもっともっと白くしたくて、とにかくブクブク続けました。はい。片付けもしないでブクブクブクブク。大人の言う事を聞かない嫌な子供ですよね我ながら。苦笑。時間的には、小学生ですからねぇ、授業時間から考えて10分か20分くらいだったんじゃないかなぁ。
びっくりしました。ある瞬間に、急に透明になったと記憶しています。
石灰水に息を吹き込むと白く濁る。もっと吹き込むと透明に戻る。この現象はどこにも書かれていない。とにかく不思議でしてね、しかも答えがわからない。先生にも聞いてみましたよ。けど、怒られました…「これは息を吹き込むと白く濁るっていう実験だから」まぁそうですよね。今なら先生の気持ちもわかります。
中学生になってから当時の理科の先生にも聞いてみたけど、先生も知りませんでした。高校の先生にも聞いて、逆に「答えがわかったら教えてくれ」と。私にとっての永遠の謎、その答えは唐突に、予備校の化学の授業で教わりました。いやぁ感激しました。
今は便利になりましたよね。この問題も丁寧にぐぐれば答えは簡単に見つかります。答えを教わるまで十年かかった私の疑問も、ほんの数分でわかる時代になりました。ビバ・インターネット。
ま、ネット上には嘘も山程ばら撒かれてますから。この問題に関して嘘の記事は無さそうですけどね。くれぐれも御注意を。




