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王の娘  作者: 大友うさぎ
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愛の行き着く先

一方、肅国の花蕊は才人から昇進を重ねて「昭華夫人(しょうか)」となっていた。公子封(ふう)も産まれて後は彼を王位に就けるだけであった。その野心を阻もうと華陽夫人は彼女に戦いを挑んだ。子どものいない女の末路は王后または太后次第だったからだ。王后の息子を王にするべく彼女は慎重さを欠いた。何故なら、公子封を拙い方法で始末しようとしたからだ。その方法とは毒殺であった。毒の入った菓子を作り、公子封に食べさせようとした。しかし、寸でのところで昭華夫人がそれを取り上げて自身で頬張った。その大胆な行動に華陽夫人はなす術がなかった。菓子を持ってきた華陽夫人は昭華夫人と公子封の毒殺未遂で冷遇されることになった。寵姫の失寵に益々、勢力を拡大していったのは紛れもない昭華夫人こと花蕊だ。彼女は王の寵愛を専らにしたが、公子封を残して急死してしまった。その真相は謎である。

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