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王の娘  作者: 大友うさぎ
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愛の行き着く先

中庭に牡丹と芍薬が咲いている。鮮やかな赤色が新緑に映えている。

楚に嫁いだ鴻城公主は抜け殻のような心でいた。母は奴婢になり、父王からは見捨てられ、愛していた男と結婚出来なかったからだ。そして彼女の自尊心を大きく打ち砕いたのは夫には正室がいたことである。そんや夫に愛をささやかれても全てが嘘のようで戯言のように聞こえた。

その正室は姚氏(よう)といって生来、身体が弱く床に臥せっていることが多い。そのため、祭事は先王の后である文后と公主昭姫(しょうき)が行っていた。第二夫人である鴻城公主は「公主」という扱いを受けることは出来なかった。彼女を誰も「公主」とは呼ばない。単に肅国の国姓である()かは戈氏と呼ばれた。これは母親が愚行で奴婢になったことや、父王から勘当されたことに由来する。

楚に嫁いで彼女の傲慢さや自己愛は薄れて、広い王宮にぽつりと佇むひとりになってしまった。


鴻城公主人是与肅恒王和側室的容華夫人的女儿。根据父王的命,向楚国出嫁了。以下不明。

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