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1-67 最後に残ったのは
俺は待ち合わせをして訓練室に来ていた。
なぜこんな所に呼び出されたか分からないが俺も話したい事があったので丁度良かった。
「こんなところに呼び出して何だ?」
そこで待っていた背の低い女の子と男の格好をした傀儡に俺は話しかけた。
「申し訳ありませんが貴方を拘束しようと思います」
「理由を教えてくれるか?」
「貴方をまた実験する為です」
まさかとは思っていたが信じたくないことだった。
「神無月家か……。さとりは初めて会った時から俺の姉さんが見えていた。なぜ隠しているのか不思議だった。たまたまかとも思ったがそういうことだったか……」
「ハルには分からないことだけど貴方の言うことには嘘があったわ」
俺は信じたく無かった事を確認しなければならない。
「気づいていたのですね」
「ああ、そしてさとりが普通の人間じゃないってことも……ね」




