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1-66 そして……
そして俺は食べながらも楓の顔を見つめていた。
「な、何かついてるかな?」
楓は恥ずかしそうにしていた。
「楓と対峙した時、俺は見えるようになったんだよ」
楓は顔を赤くしてとても嬉しそうにうっとりしていた。
「そうそう、ハルは始めて対峙した時もスカートの中ばかり見ていたわ!」
マスコットキャラクターが話し出す。
実は俺の能力がついに開花した。
姉さんをマスコットキャラクターとして創造する力だ。
いろいろな情報を教えてくれるが俺の意思とは関係なく動くこともある。
幽霊みたいだった姉さんがマスコットキャラクターの姿になっただけのような感じだ。
簡単に説明すると二次元の嫁を召喚できるようになったということだが……言ってて恥ずかしくなる……。
楓からは「シスコン」さとりからは「べ、便利ですね」瑠璃とつぐみからは声を揃えて「変態がオタクになった」と言われ酷い扱いだった。
そして楓が少し震えながら言った。
「へぇ、ハル君はスカートの中が見えるようになったんだ……?」
今の俺は表情がよく分かるようになった。
なのにどうして笑顔がこんなに怖いんだろう。
「ち、違うんだ。落ち着いて話し合おう!」
楓が刀に手を掛ける。
俺は全力で逃げ出していた。
しかし……逃げ出さずに確認しなければならない事もあった。




