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偽りの力で真実を  作者: pinfu
ファントムブラッド(嘘)
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1-46 試練1


 次の日、午前中は言われた通り稽古になった。

 なんとか流っていう武道の稽古だった。

 何も知らない俺はずっと小学生くらいの子供たちに技を掛けられまくっていた。

 受身も満足にしらないのに酷い扱いだ。

 瑠璃父の陰謀に違いない。


 午後からは門下生は帰り、瑠璃父との個人稽古という名目で一方的に殴られるという散々な一日だった。

 驚いたのは「やり過ぎですよお父さん!」といって瑠璃母が瑠璃父を軽く殴打し

た時に三メートルくらい吹っ飛んだことだ。

 これから失礼の無い様に気をつけよう……。

 そろそろ夕飯かという時に、瑠璃家族全員と俺が集まり瑠璃父が神妙な面持ちで話し出した。


「晴彦君といったか? この男には何の魅力も感じない。婚約を解消するなど認めん!」


 そうなるだろうなとは思っていたが瑠璃はどうするつもりなのだろう?


「ハルは私の料理を食べたわ。それで理由は十分でしょう?」


 あれは確かに凄い料理だったがそんな理由が通るのか?


「なん……だと……? う、嘘に決まっている!」


 うろたえる瑠璃父。この人も食べたのか?


「そういうと思って作っておいたわ」


 今日一日姿が見えないと思ったら材料を買ったり、料理を作ったりしてたのか。


 そして二人分の料理が出された。

 俺はやはり食べなくてはいけないのか……。

 覚悟を決め、出された料理を一気に食べきる。


「ご、ご馳走様。とても旨かったよ!」


 吐きそうになるのを我慢し偽りの評価を述べる。


「お父さん、愛娘の手料理ですよ? 遠慮せず食べて頂戴」


 瑠璃父は……一口食べただけで倒れてしまった。


「貴方ただの変態じゃなくて中々見所があるわね。私がフレンド登録してあげるわ」


 なぜかつぐみに認められたらしい。

 俺としてはとても嬉しいことだったのですぐに了承した。


「これから私の奴隷として使ってあげるわね」


 さすが姉妹だな、瑠璃と同じ事言ってるし。

 ただ良い様に使われないよう注意しとかないとな。


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