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1-45 バイト内容
その後、俺が寝泊りする部屋に案内された。
「えーと、彼氏とか何のことだ? バイトって結局何をするんだ?」
瑠璃と二人きりになった時、事情がまったく分からなかったので問いただした。
「そんなに難しい話じゃないわ。帝との婚約を解消してほしいっていったら理由を聞かれたわ。それで新しい彼氏ができたからと説明して貴方を連れてきた。それだけの事よ」
とんでもない事をさらりと言った。
「俺は彼氏の役を演じろということか?」
「察しが良いじゃない。彼氏の振りをしてくれればそれで良いの」
これって詐欺とあんまりかわらないんじゃ……。
「帝とは仲直りしたものと思っていたが?」
「その事は気にしないで頂戴」
瑠璃父に睨まれていた理由がわかった。
俺は物凄い悪人に見えたことだろう。
「貴方はここでしばらく暮らすだけ。ただ父が稽古と称して殺しに来るかもだけどそれを耐えれば良いだけよ」
これまたさらりと恐ろしいことを言った。
「明日の午前中は門下生と稽古になると思うわ。それではおやすみなさい」
なんだかとても面倒な事になった。
しかも門下生ってなんだ?
いろいろ分からない事や考えないといけない事があったが、ここまでの道中かなり歩かされたせいかすぐに寝てしまった。




