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1-41 その後2
姉さんは死んだと聞かされた。機械の部品になっていた……と。
それはとても突然なことだった。いままでずっとどこかで生きていると信じていたので、その現実をすぐに受け入れることはできなかった。
さとりから聞いた話では、神無月家は簡単に説明すると重要度の設定を神無月家、深雪、晴彦の順番だったのを技術の機密の為に深雪、神無月、晴彦の順に変更した。そして深雪は自らを設定できる神無月家を排除したのだ。だから深雪の周りには人が居なかったと思われる。やはり機械という物は融通が利かない。
姉さんがそんな物に演じられて俺の前に出てきていたとはどうしても信じられない。でもいつもそばに居てくれた姉さんを感じることはできない。つまりはそういうことなのだろう……。
事後処理はすべて神代家がしてくれることになった。俺はこれから一人で生きていかなければならない。神無月家はどうでもいいが、姉さんのことだけはいつまでも頭から離れることは無かった。




