26/77
1-26 戦闘考察……する意味あるのか?
冷ややかな目に耐えつつスタジアムの中央へ向かう。
対戦相手はもう中央にたたずんでいた。
会うのは二度目だが前回はろくに見る余裕が無かったな。
背は俺と同じか少し高い位、体はどちらかというと華奢なタイプに見える。
目立った武器は無し。よく見るとこっちを睨んでいる様な気もする。
プロフィールを確認するか、あまり見たくないけど見るしかない。
――名前・神代帝 能力・火 ランク・AACCA――
よし帰ろう。全然無理。Aランク三つとか神様三人相手にする様なもんだ。もしかしたら鍋つかみとかでなんとかなるんじゃとか考えたけどそんな分けなかった。
「ハル、諦めないで。何も考えずに戦うと怪我じゃすまないわよ!」
姉さんに叱咤され俺は気合を入れなおす。
「もう説明を受けてるかもだけど確認ね。接近は完全にアウト、その手に触れた物はどんな物でも燃え尽きるそうよ。飛ばしてくる火は必ず避けて、ハルの防御じゃ耐えれないわ。そして特殊A、これは情報が何も無いの。試合で苦戦することは無く使う必要も無かったみたい」
改めて聞いても何も勝機が見つからない。
「はやくはじめようか」
神代帝が静かにそういった。




