お米って本当に高いの? 〜博士と助手くんシリーズ(←多分続かない)〜
※本作はフィクションです。実在の法律・人物・団体とは一切関係ありません。
「博士。最近お米が高いですね。」
「うむ。
というか、この令和の米騒動で、これまでいかに農家さんが苦労して米を作っていたかが分かった。
これまでの安さが、農家さんの低賃金という犠牲の下に成り立っていたと思うと、農家さんには感謝せねばのう。
それに…米に限らず、ワシらは安さを求める余り、回り回って皆で貧しくなってしまった。難しい問題じゃのう。」
「じゃあ博士、手始めに僕のお給料を上げてください。」
「助手くん!?」
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「ところで、米ってほんとに高いんですかね?」
「どういうことじゃ?」
「カロリー単価ですよ。
パンやパスタより同じ値段でお腹いっぱいになれれば、安いってことじゃないですか?」
「カロリー単価とは…また面白い単位を考えつくのぅ。
…とはいえ、なるほどのう。
では計算してみるか。」
「はい博士。」
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「では始めるぞい。
価格はすべて、近所のスーパーでの大凡の底値で比較する。
まずは乾燥パスタじゃ。」
【パスタ1kg】
価格:400円 熱量:3500kcal
1kcal単価:400円÷3500kcal=0.114円/kcal
「これは…高いのか安いのか分からんのう。」
「比較対象が無いと何とも言えませんね。」
「そうじゃのう…よし!では次。食パンじゃ。」
【食パン1袋】
価格:100円 熱量:900kcal
1kcal単価:100円÷900kcal=0.111円/kcal
「パスタより安いですよ!博士。」
「これは驚きじゃ…買ってすぐに食べられる加工品だというのに。
パスタのゆでる時にかかる光熱費も考えたら、さらに差は広がろう。」
「食パンってすごいんですね!」
「そうじゃのう。
よし。ではいよいよお米じゃ!!」
【米5kg】
価格:3500円 熱量:17500kcal
1kcal単価:3500円÷17500kcal=0.2円/kcal
「「…………」」
「もももももう止めようか!?
そ、そう!米は我々日本人のソウルフーズ!!
その価値はプライスレス!!
むやみに単価で価値を決めるもんじゃあない!!!」
「そうですね。米にしか得られない満足感が有りますもんね。」
「そうじゃそうじゃ。
お、おおもうお昼か!よし休憩じゃ!休憩の時間じゃ!!」
「じゃあ、お昼食べに行きましょう!
僕、パスタがいいです。」
「助手く〜〜ん!!」
「もちろん奢ってくれますよね♡」ぎゅっ
「じょじょ助手く〜〜〜ん!!?」
おしまい。




