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第7話

 その日は、魔王城にある会議室に呼ばれたのでリミアと向かった。


「セナ様、緊張し過ぎです。肩の力を抜いてください。」


「リミア...呼ばれたということは、作戦の日時が決まったということですよね。


「そういうことになりますね。私もまだ概要を聞かされてないのですが、変なことにならないといいですね。」


「そうですね...ここですね。」


 私は深呼吸をし、扉をノックした。

 返事が返ってき、中に入る。 中にたくさんの人がいるのかと思いきゃ、3名しかいなかった。


「おはようございます。こんな朝早くから呼び出してすみません。」


「いえ、気にしないでください。」


 その内の一人が前に出て、話始めた。


「感謝します。お察しかとは思いますが、今回お呼びしたことは、勇者迎撃ポイント、日時が決まったことにあります。」


 やはりそうか。少し、息を呑んだ。


「具体的な作戦内容を聞かせてください。」


「はい。セナ様はご存知ないと思いますが、我々は先日、人界多方角総攻撃を行いました。その結果、勇者パーティの分断に成功しました。我が魔王軍に所属する鬼人の半分を魔王城の護衛につけ、残りの半分で各敵と交戦するというのが、今回の作戦です。」


「なるほど。それで私の配置は?」


「基本的に、溪谷などの合流が困難な場所に誘導しています。セナ様にはダリア溪谷にて交戦してもらいます。」


「了解しました。相手は誰ですか?」


「分かりません。丁度それを聞いたタイミングで通信が切れました。ですが、勇者と当たる確率はせいぜい五分の一かと。」


「なるほど。了解しました。それでは...」


部屋を出ようと(きびす)を返そうとする。


()()()()()()()()。」


 その人が無理矢理、言葉をねじ込んで来た。


「リミア。貴方(あなた)には()()()()()()()()()()()()()()()()。」


え...? 頭の中が真っ白になった。 リミアも少し驚いた顔をしている。


「ちょっと待ってください。」


少しの沈黙の後、リミアが口を開いた。


「どうして、前線ではなく護衛なんですか?」


リミアは少し辛そうな顔をしていた。


「どうして、と言われましても少し困りますね。そうですね...強いていうならば、貴方の未練を晴らすのにちょうどいいからですかね。」


「仮に、私が未練を晴らせる機会になったとして、その時全線に配置されている者達は死んだということになりますが。」


リミアの声は少し冷静さを欠いていた。


「その時の為の最終防衛ラインと言いますか。そのためにここに配置するんです。」


苦しそうだった。側から見てもわかるくらいに。


「そうか...安心してください。仮に()()()()()()()()()()これまでの戦闘で勇者は疲弊しているはずです。そうもなれば魔王様の勝利は確実。勝利は我らのものですよ?」


あぁ、こいつに何を言っても無駄だ。彼女もそう感じたのだろう。


「了解しました。もし、全線が突破されたのならば。」


彼女の声は掠りきれそうだった。


「...日時は二日後。明後日の朝、出発します。」


「了解しました。」



私達は部屋を後にした。


数分間の沈黙のあと、リミアが切り出した。


「セナ様、明日、最終テストをします。」


「はい。」


「必ず、全問正解し、必ず、私に勝ってください。」


「はい。」


そしてその日は、いつも通り、戦闘訓練を行った。


更新を休んでしまい申し訳ありません。


これからもよろしくお願いします。

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