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第2話

気がつくと、知らない場所に横たわっていた。

目を開けると目隠しをされているのか何も見えず、手足も拘束されているのか動かない。

冷たい床が容赦なく、皮膚を刺してくる。


─ここは、どこだろう。


どうしてここにいるか思い出せない。思い出そうとすると、頭に痛みが走った。確か、昨日もいつも通り過ごして─ そこから思い出せない。


「お前が鬼人の少女か。」


突如として太い声がした。部屋が広いのか、響いて聞こえた。

そして、何よりも威圧感がすごかった。空気が重くなり、息が苦しくなった。

私は、なんと答えてら良いのか分からず、横たわったまま頷いた。


「そうか。名はなんと言う。」


私は、自分の名前を、浅い呼吸で、何秒もかけて言った。


「セ...ナ...。」


「セナか。お前には今日、今この瞬間から我が軍に入り、対勇者をするための訓練を受けてもらう。これに異論はあるか?」


私は、首を横に振った。


すると、その声は誰かに私を部屋に連れて行くように命じた。



私は、その人に抱えられて言われていた部屋に入ったところで目隠しと拘束を取られた。


「セナ様。拘束、目隠しなどの無礼行為をお許しください。今日からセナ様の専属メイド兼教育係をさせて頂きます、リミアと申します。」


綺麗な人だと思った。少し鋭い目つきにほんのり温かみを感じる。

それとは反対に私は戸惑いもした。さっきは圧に負けたとはいえ、よくよく考えると気になる事ばかりだ。


「ここは、どこですか?」

「ここは魔王城にあります。魔王様の命令により、セナ様をこちらまで運ばさせてもらいました。」

「どうして、私は連れて来られたんですか?」

「セナ様は鬼人という数十年に一度生まれるか生まれないかの特異な個体。セナ様は自覚されてないと思いますが、鬼人というものは、魔力量がその量はエルフである私を凌駕する程です。それは身体能力にも同じ事が言えます。そして先にも申し上げましたとうり、出生率が少なく、私が存じ上げています範囲で10名にも満たない人数です。それほどの能力を持つものを我が戦力とせずにどうするというのが魔王様の考えです。」


その説明を聞いた後、私はもう一つ気になったことを聞いた。


「村は...」


「存じ上げません。」


少し間があった気がした


「そうですか...ありがとうございます。えと...リミアさん。」

「いえ、急にここに来て気になることも多いと思います。ぜひ気軽にお声掛けください。それと私のことは、ぜひリミアと呼び捨てでお呼びください。では失礼します。」


リミアさんはそう言い部屋を出て行った。


私はベッドに倒れ込み、深い眠りについた。


少しの不安を抱えて...

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