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アマントの過去
「拓郎あのひずみに入るぞ。」
アマントは威厳あふれる声で言った。
「わ・・・分かった。」
二人は黒いひずみに入っていった。
その中はけしって気持ちのいいところではなかった。
生ぬるい風が吹き付けるのを、我慢しなければならない。
そしてたどり着いた先には、まるで別世界だ。
「拓郎、ココは、おれの故郷だ。」
「そうなのか。」
「話すときが来たな。」
そういうとアマントは、深く息を吸って話し始めた。
「おれはなぁ。この世界の重犯罪人。そこでそんな生活がイヤになり、
異世界逃亡を試みた。そこで俺は、人の姿と引き換えに、
異世界に逃亡したんだ。相したら、おめぇんちの
冷蔵庫に、移動したんだ。まさかそんな所に行くと夢にも思わなかった。」
拓郎は、納得して
「行こうぜ。」
二人は、元の世界に返るため歩き出した。