ベレッタ M92FS VERTEC
ベレッタ M92FS VERTEC
また少し期間を置いた更新となりました。
今回紹介するのはこちら、イタリアのベレッタ社が開発したM92FSのVERTECモデルでございます。VERTECとは特殊部隊・法執行官モデルと言う位置付けがされており、オリジナルのモデルよりも全体的に角張ったデザインに変更されピカティニー・レールも追加されました。これによってフラッシュライトやレーザーポインター等の装備も可能です。特に明記はされていませんが、銃全体の大きさにそこまで変化が見受けられないため、装弾数はオリジナルと同じ15発ではないかと思われます。サイトも別部品に置き換えられており、正にプロ仕様と言った所でしょうか。
本銃は日本警察において刑事部の特殊事件捜査係、通称SITが装備している拳銃として認知されています。SITはSATと違い、特殊部隊と言うよりは刑事部の一部署として存在するため、性質的には「あくまで犯人の検挙と人質の救出」を念頭に置いた「誰も殺さない」で事件解決を目的とするチームです。
上記を踏まえると、知名度は恐らくそれなりにあると思われます。しかしながら、配備されているのがとても限定的な場所のため、これを一般人が入手してどうこうと言うのは都合が良すぎるでしょう。この銃をどうにかして活躍させたいのであれば、やはりSITに所属する刑事を主人公とした硬派な作品を作るべきではないでしょうか。SITと言う性質を利用し「万一の際は撃ってもいいが、基本的には撃てない」と言う立ち位置、凶悪犯と対峙する恐怖を上手く混ぜ合わせればかなり魅力のある相棒として存在感を出せると思いました。
また、栃木県警のSITではベレッタ90-Towと言う別モデルの拳銃も配備されているそうです。こちら通常のモデルよりも装弾数が2発増えた17発とされており、かなりの火力を発揮出来ると感じました。銃自体は人間工学に配慮されためか未来的なデザインに変更され、人によっては好き嫌いが分かれるようにも思えます。