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コルトM1903

コルトM1903


 当面は警察拳銃をメインに紹介して行こうと思っていましたが、そうすると暫くS&W縛りとなってしまうためここらで変り種としてこの銃を取り上げる事に致しました。


 32口径弾を使用するために別名コルト32オートとも呼ばれ、派生系としては38口径弾仕様のM1908が存在します。自動オートマチック拳銃としては中々に特徴的な外見をしており、撃鉄をスライドで覆って隠した事による丸みのあるデザインが印象に残ります。これによる素早い抜き撃ちが可能との事だそうです。


 こちらの装弾数は8+1発、M1908は7+1発となっております。ネット界隈でもよく言われていますが、M1911をモデルにしたとされるT-33トカレフと比べ外見的にはM1911よりも似通っているように感じられます。2015年に40年ぶりの再生産が決定し、コルト社のラインナップに軒を連ねるようになりました。


 日本警察においては二次大戦以前に運用され、戦後のGHQによる新しい拳銃の導入と共に姿を消していったそうです。映画やドラマ等にも多数出演し、特に日活映画においてはプロップガンとして多くの有名俳優たちの活躍を支えた実績を持っています。


 動画を見る限り、この銃はかなり実戦的且つ玄人向きである事が分かりました。弾を撃ち切ってもスライドストップしないため、相手に錯覚を与える戦法が出来そうです。しかしながら使用者は再装填の都度にスライドを引く必要と、前述のスライドストップしない特徴があるため残弾を記憶しておかないと自分が窮地に陥る事も有り得ます。ある程度どころか、かなり熟練した人間でないと取り扱いに苦労する可能性が高く感じました。実際にこれが配備されていたのも、航空機搭乗員や高級将校、工作員や諜報員などの拳銃をメインの武器として使用する事が求められる部署が多かったそうです。


 そんなプロ向きの銃を国内で使用する場合、どんな状況が適切か考えていきたいと思います。素人がこれを扱うのは違和感ありまくりなので、それなりの環境にいる人間が使うべきでしょう。この銃を拾った事により、事件に巻き込まれていくような展開なら素人でも問題ないかと思われます。とは言え、現代の日本でこれを使う可能性は低いと言わざるを得ないので、時代設定を過去の年代にする必要性も感じられます。殺し屋を主人公にするハードな作品であればかなり映えるかも知れません。

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