S&W M37
S&W M37
チーフスペシャルを基礎として作られたほぼ同系の小型リボルバーになります。生産当初はチーフスペシャル・エアウェイトと言う呼び名を持ち、現在も通称として残っているとの事です。装弾数はチーフと同じく5発で、初期モデルではチーフと外見上は違いが見受けられませんが、本銃最大の特徴はアルミニウム合金製でありチーフよりも軽量であるという事と思われます。残念ながら後にその特徴が問題を引き起こして設計に変更が起きたそうです。
今回この銃を取り上げるべきか非常に迷いましたが、日本警察においてニューナンブの後継として運用されている事から、創作で使用する銃の選択肢の1つとして選ぶ可能性はあると思いましたので、何とか紹介していきたい所です。
正直、知名度は低いと言えるでしょう。明確にこのモデルが登場していると断言出来る作品も少なく、メディアへの露出は殆どないと考えてよいかも知れません。自分自身、こうやって調べていなければ【チーフの派生型】と言う認識だけで終わっていました。文字だけで存在感を出さないといけないような状況下では、知名度の低さはダイレクトに影響してしまうと思われます。
日本警察で使用されているのは若干の改良が加えられたモデルで、グリップも初期モデルとは違いニューナンブのような太目の物に変更され、ランヤードリング等も追加されております。色もブラックで全体的に引き締まった印象を受けます。主に常時携帯を要求される部署へ配備されているそうなので、その辺の交番やパトロールしている警察官はこれを持っている事になるでしょう。機会があれば気付かれないように凝視して見ると良いかも知れません。