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グロック17

グロック17


お久しぶりです。今回はグロック17を取り上げる事に致しました。


 オーストリアのグロック社が開発したポリマーフレーム製の自動拳銃で、ストライカー式の撃発機構を備えています。モデルは沢山ありますが17の場合だと弾薬は9mm弾。装弾数は17~30と幅広く、デフォルトでM92の装弾数を上回っております。17と付いた由来は諸説あり、詳細は不明だそうです。自衛隊でP220の後継として候補に挙がった事もあるようですね。

 あんまり詳しくしてもアレですが、ポリマーフレームとはざっくり言えばプラスチックです。ストライカー式はファイアリングピンをハンマーではなく内蔵されたスプリングで押し出す方式となります。もっと詳しい方々は大勢いらっしゃると思いますので気になる場合はそれぞれで調べて頂ければ幸いです。

 突起物が少なく全体的にすっきりしたデザインですが、人によってはのっぺりしていてつまらなさを感じるかも知れません。自分自身、昔はそんなに好きな銃ではありませんでした。何かこう機械的で血が通っていないと言いますか、冷たい印象が当時は頭の中にあった気がします。初期モデルに至ってはフレームが先細りしてるのでそれにちょっと気持ち悪さまで感じていました。年を取った今では装弾数の多さと握りやすそうなグリップ、突起物の少なさに対する機能美に惹き付けられます。


 さて本銃でございますが、日本国内では主に警視庁SPと海保SSTが使用している模様です。或いは"使用していた"になるかも知れません。現在のSPはグロック19が主流らしいので、17は既に過去の物となっている可能性も高いでしょう。

 また制服警官がグロック17を装備している画像が出回っていますが、19だと言う説もあるようですね。画像だけではどうにも裏が取れませんので明言は控えます。道警SITがM4っぽいフォルムの非致死性装備を持っていた件もありますから、もしかしたら程度の認識でいいのではないでしょうか。この辺はそれぞれの判断にお任せします。でもそろそろ、我が国でもグロックを正式装備とした制服警官が居てもいいんじゃないのかなぁと思ったり思わなかったり……


 と言う所で本題の「グロック17を日本で使うとしたら」について考えて見ましょう。まずもって初期モデルの生産が終了しており、現在はGen.4と呼ばれる第4世代型が主流のようです。しかしSATでも19を使っているようですから、その中に17を使う隊員が居るのは少し違和感がありますね。

 サイボーグが多い某公安に所属する刑事みたいに趣味で拳銃を選べる訳ではないでしょうし、やるなら時代設定を何年か前にする必要がありそうです。

 逆を言えばそんな感じの対テロを描く作品で敵側が持っているとする方が自然に登場させられんじゃないでしょうか。まぁ腰の重い日本警察がようやく制服警官向けにGen.4を普及し始めた、なんて設定にしても宜しいかと。


 名の知れた銃ではありますが、ちょっと扱いが難しそうな一面もありますね。よく考えて登場させるべきではないかと私個人は思いました。

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