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21.5mm信号けん銃

21.5mm信号けん銃


 ご無沙汰しております。今回はこちら、21.5mm信号けん銃を取り上げてみる事にしました。また変な物をお思いでしょうが、暫しお付き合い頂けると幸いです。


 別命「53式信号拳銃」とも呼ばれるらしく、陸海空自衛隊の共通装備です。中折れ式で装弾数は当然ですが1発のみ。口径は10ゲージの紙ケース薬莢を使用します。「紙ケース薬莢とは?」と思われた方は調べて頂けると分かりますが、ショットシェルの赤い部分が紙で出来ている弾が紙ケース薬莢と呼ばれます。その部分がプラスチックの場合はプラ薬莢などと言われるそうです。

 当然ですが実物は触った事もありませんので、もし猟友会等で実物を扱った経験のある方が居られましたら、間違いなど指摘して頂いて構いません。


 現状メディアへの露出は非常に少なく、ガメラ2やGATE、SIREN2がWikiにラインナップされていますが、自分もそれ以外では見た記憶がありません。信号けん銃の括りだけで言えば小林源文先生の作品で使用されるシーンが多々見受けられますが、この名称が用いられている作品は殆ど無いのではないでしょうか。あとこれを使用したかどうかは微妙ですが、映画「宣戦布告」で照明弾か信号弾の打ち上がるトラップにマスコミが引っ掛かってしまうシーンがありましたね。

 それとちょっと前のニュース映像ですが、某国がミサイルを発射した直後に警戒を促すため、恐らくこれを使用した信号弾が自衛隊基地で打ち上がる光景が流れたようです。こちら、動画サイトにまだ映像が残っていますので、調べれば見る事が出来ます。


 そういう訳でいつもの流れですが、これを作中で生かすとしたらどうするか、考えてみようと思います。


 まぁ、武器と言うよりは備品と呼ぶべき存在ですので、表立って前に出て来る事はないでしょう。ただこれを使用する事によって意思の疎通を図る演出や、攻撃の合図として用いるなどの使い方は出来ると考えます。

 浅間山荘の映画では誤って必要以上の数が打ち上がってしまい、間違った情報が伝わって現場がパニックになる演出もありましたので、使いようによっては面白くする事も可能ではないかとも思いました。


 取り上げた割には大した中身にもなっていませんが、この辺で締めさせて頂きます。いつかこれを使うようなシーンはやりたい所です。

さすがに拳銃類だけを纏め続けるのは飽きてきましたので、次回から取り上げる銃器の幅を広くする事にしました。予定では新たにサブマシンガンを増やすつもりでいます。よろしくお願いします。

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