H&K USP
H&K USP
ご無沙汰致しております。久しぶりの更新となりました。
本日はこちら、H&K社のUSPを取り上げていこうと思います。USPとはドイツ語で「Universale Selbstladepistole,」、英語で「Universal Self-loading Pistol」と略され、要するに「汎用自動拳銃」と言う意味になります。弾薬は通常の9mm弾ですが、40S&Wの使用が前提とされているらしく、スライドを交換する事で弾薬の選択が可能になるとの事です。通常より若干サイズが大きい45ACPモデルも存在します。またコンパクトモデルでは弾薬が357SIGになるなど使用弾薬の幅が広く、ユーザーの要求に柔軟な拳銃と言えるでしょう。装弾数は9mmで15+1、40S&Wは13+1、45口径で12+1と中々の容量です。357SIGは9mmと同じ装弾数でした。
本銃はドイツ軍においてP8の名で正式採用され、コンパクトモデルがP10、タクティカルモデルはP12の名称がなされています。日本ではSAT及び特殊作戦群(諸説あり)において使用。韓国海洋警察庁の特殊部隊等でも採用されており、噂ではSSTも使っているとかなんとか。因みにP10を更に小型改良した物が幾つか前に取り上げたP2000です。
メディアへの露出も多く、主人公の相棒として数多くの作品に出演。最も印象的なのは恐らく、エヴァンゲリヲンにおいてミサトが使用した所ではないでしょうか。映画ではSPECやトゥームレイダー、ゲームはCodシリーズ及びバイオハザード、メタルギア2等で八面六臂に活躍しております。未来的なデザインでありながらもゴツゴツした無骨な印象を受けるため、見る者に与えるイメージは強いと思われます。またドラマ24シリーズでは主人公ジャック・バウアーがP10を使用しているため、ポスター等で見かけた方も多いかと。
と言う所で、本銃を日本国内で活躍させる場合、どのような状況が良いか考えて見たいと思います。こちらも配備されている場所が場所なので、やはり一般人が使うよりは相応に訓練を積んだ人間が持つ方が栄えるでしょう。それこそSAT隊員やSST隊員を主人公か登場人物に起用すれば、アクションからパニック、警察系や戦争物でも十二分に活躍してくれそうな銃だと思います。ゾンビ物も相性が良さそうです。
以下、某大手メーカー製エアガンでの話しですが、操作系について個人的な見解となります。グリップは太めですが握りやすく、サイトはリア・フロント共に角張っていて非常に狙いやすいです。マガジンキャッチも他の拳銃に比べて独特な操作ですが、片手でもリリース出来るのは手が小さい人間にとって嬉しい所ですね。コントロールレバーはエアガンなので撃鉄を起こした際のセーフティー機能のみです。本物はレバーを下方向に入れるとデコッキング機能が働きます。スライドを引くとバレルが若干ですが上向きになるのは、実銃も同じようでした。こちら米軍兵士が体験射撃している動画を見ると確認出来ます。
ガバメントやSIGに次いで、無駄を排除した純粋な軍用拳銃感が溢れており、個人的にはとても好きな拳銃の1つです。
この某大手メーカー製品ですが、スライドに【40S&W】の刻印が入っています。実物に即しているのでしょうが「あ、そうか。こいつは9mmじゃないんだ」と改めて気付かされる時があります。また同メーカーの電動USPを買った事もありましたが、バッテリーが何故かすぐダメになって泣きを見た記憶が残っています。取り扱いが悪かったのかも知れませんが、購入を考えている方はご注意下さい。




