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アイテム袋に驚くドクン

恐る恐るホワイトタイガーを木の棒でビビりながらつつくシーコ

ツンツン「死んでるよね・・・?」



「何やってんだシーコ!食うのか?」



「うわああああ」ドクンが後ろから突然声をかけてきて思わず大声を出すシーコ




「ちょっといきなり後ろから声けてこないでよ!違うわよ!ホワイトタイガーの毛皮も牙も爪も貴重品なの!町で売ったらけっこういいお金になるの!」



「へーそうなのかー」


ドクンは山で何度も魔物や獣を狩ってきたが基本的に食べるだけ

素材にしてましてや売るなど考えもしなかった



ホワイトタイガーを手際よく解体して素材と肉を分けたいシーコだが困った



「魔物の解体なんて魔法学校で習ってないしな~冒険者の授業でちょっとやったんだっけ?でもラビットとかマウスの小型の獣だけだし・・・」



ホワイトタイガーの素材は欲しいがこれを解体するのは難しい

熟練の冒険者なら魔物の解体も慣れたものだが、素人が素材や肉を傷つけることなく手際よく解体できるものではない

まだかけだし冒険者のシーコには到底できることではない

熟練の冒険者であってもランクの高い魔物で素材価値が高ければ解体専門で仕事をしてる人にお願いして解体してもらう




「どうすんだ?」



「でもこのままにしておくのは勿体ないし・・・あ、そうだ!死んでるなら鞄に入れとこう」



「ん?なに言ってんだ?こんな大きいもの鞄に入るわけないじゃん」




ドクンとシーコの前にあったホワイトタイガーがパッと消えた

「よしっと!」




「えええええええ!」驚くドクン



ドクンが驚くのも当然だ。体長5mもの獣が一瞬で消えたのだ




「な、なんだよ今の?魔法?」興奮するドクン




「いや、別に魔法とかじゃないし、この鞄はアイテム袋っていってね・・まあアイテムボックスって言う人もいるけど」



「シーコすげえー魔法使いっぽい!」



「だから魔法じゃないから、冒険者の必需品だから・・それにわたしの持ってるのは一番安いただの拡張型、時間経過で食べ物も悪くなるし・・アイテム袋には時間停止型とか、この中に入れとけば腐らずにずっとそのままの状態で保存されてるのとか・・他には容量無制限でもちろん時間停止型の機能もついてる空間魔法型とか、でもそういうのは高額すぎて買えないんだけど」



シーコは簡単にアイテム袋の説明をする

シーコの持っているアイテム袋は拡張型といってアイテム袋の中では安いらしい



「町にはそんなすげえもんが売ってんのかー」



ドクンは山育ちなので魔法みたいな入れ物があることなど全く知らなかった

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