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ホワイトタイガー「ガルアアアアアアアアア」

シーコのボヤキ「なんなのよ!ドクンのやつ、こんなかわいい美少女のわたしにこんなとこ歩かせて!ああしんどーゼェゼェ」




その時、茂みからガサっと音がした



シーコはびくっとして体に緊張が走る「え、何?何かいるの~?」

シーコの声は怯えている



茂みからヌっと顔を出して現れたのはホワイトタイガーだった



体長は5mはある巨大な魔獣。青い瞳に白い体毛で黒い縞模様のある体はどこか神秘的なイメージがある




ちなみにホワイトタイガーの魔物ランクはC



かけだしの魔法使いでレベルが低いシーコに倒せる相手ではない



シーコを見つけたホワイトタイガーはベロっと舌だし美味しそうに舌なめずりした



「ヒィィィ」怯えた目で震えて声を漏らすシーコの体はプルプル震えている



そして「ガルアアアアアアアアア」ホワイトタイガーの強烈なおたけびに



「ぎゃあああああああああ」シーコは疲れていたのも忘れてわき目も振らず必死に走りだした




「ん?なんだシーコ、走れるじゃねえか」


前を走っていたドクンが気づく。後ろにいたシーコがものすごい形相で追いついてきたからだ。


ホワイトタイガーの爪や牙で攻撃されたらひ弱なシーコの体は引き裂かれて命はないので必死な顔で走って逃げるのも当然のことだがそれにしてもすごい顔だ


せっかくの美少女が台無しである




「なんだ、追っかけられてんのか」ドクンはけろりと言う



シーコは顔から汁を流している。目からは涙に鼻からは鼻水とその顔をみて悪意なくドクンは「ハハ」と笑った



次の瞬間ヒュっとドクンは逃げるシーコと追いかけるホワイトタイガーの間に入った



ボゴッ!!!!!!



そして向かってくるホワイトタイガーの顔に青白い闘気オーラを溜めた飛び蹴りを決めた



ただジャンプして蹴るというシンプルな攻撃だ



ズドーーーーーーン!!!!!!



ドクンの蹴りをもろに顔に受けたホワイトタイガーは大木に当たり完全にノックアウトした

凄まじい衝撃に森全体が揺れる


逃げていたシーコも立ち止まって非常に驚いた表情


「うそでしょ!Cランクの魔物を一撃で・・・そういえばこの子ブラックベアも・・・」シーコは驚いてポカンとあいた口がふさがらなかった

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